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2010年 07月 10日 土曜日

『神戸で「レスキューロボット」のコンテストをする』と産業振興局長から報告。神戸サンボーホールで「第10回レスキューロボットコンテスト」の本戦が開催されるのが… 8月7日・8日。7月4日の予選を勝ち抜いた強豪決戦で、入場無料。日本のロボット技術が垣間見られる良い機会だと思う。2001年の第1回大会では僅か12チームの参加だったのが、今大会は20チーム。年々、人々の関心も増している。

阪神大震災では、多くの方ががれきの中に埋もれてしまった。当時、ひとりでも多くの命を救うために、世界各地からレスキュー隊が神戸に入った。だが、救助活動を行うのが人間だけでは、例えば小さな隙間など、十分にカバーしきれない。そこで、人間探索を行なうロボット技術に目が向けられ、1996年から本格的に開発が進められてきた。

神戸市では、ロボット開発による神戸経済の活性化や、ロボット技術の進展に伴う夢の創出をめざし、産学民官が一体となって「神戸RT(ロボットテクノロジー)構想」を推進している。今年は震災復興15周年にあたり、レスキューロボットコンテストも10周年となった。これを機に、「災害救助・防災」と「ロボット技術」の大切さや将来性をより多くの人に伝える機会として、「ロボット×レスキュー2010」を開催するに至った次第。

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レスキューロボットコンテスト予選を皮切りに日程は進み、来る8月1日(日曜日)13:00〜16:00(受付12:00〜)には、神戸市勤労会館大ホールでレスコン10周年記念市民フォーラム。入場無料・事前予約制。参加申込ご希望の方は、往復はがきに参加者全員の氏名・住所・年齢・電話番号を記入の上、7月16日までに神戸市産業振興局工業課「市民フォーラム係」までお送り頂きたい。

さらに、8月7日(土曜日)・8日(日曜日)10:00〜17:00 (入場9:30〜16:30)が、前述のレスキューロボットコンテスト本戦で、神戸サンボーホール(入場無料)。8月21日(土曜日)13:00〜17:00・22日(日曜日)10:00〜16:00には、こうべロボット夢工房inフルーツ・フラワーパークが、神戸市立フルーツ・フラワーパーク(入園料のみ)。

こうした、産学民官が一体となった取り組みが神戸から発信できるのを、誇りに思う。やがて、ポートアイランドにスーパーコンピューターもできるが、災害時の人命救助といった崇高な目的に向かって、「もっと神戸から世界に、様々な先端技術が発信される」のを、今か今かと待ちわびている。