▲赤く熟した実が…ない!!
そんな話から、市民花壇の花が切られて持って行かれるという話しになった。植木鉢ごと、盆栽ですらも盗まれるという。一体どんな人が、どんな神経でそんなことをするのだろう。もし一家でトマトを育てていたら、育てている子どもに、どんな大きな心の傷を与えるだろう。
ビオトープの中田さんは、「青木という土地にホタルを育て、みんなに喜んでもらえたけれど、ホタルを観に来た人の中には、ビールを要求したり、タクシ−を呼んでくれるよう頼む人もあった」という。いったい、日本人はどんな人種になったのか…寂しいものだ。
”若い人が”ではない。今や、いい年した人が、平気で人の気持ちを踏みにじって、そのことに気付かない。家庭が崩壊して、家庭で社会の秩序・正義・愛を語る人がいなくなったせいかも知れない。
家庭に哲学が無くなったとでも言おうか、そんな風に思わざるをえない。とにかく、お願いだからトマトを盗らないで。値段は少々はるけれど美味しかった昼食は、でも、ししとうのようにピリリ、ほろ苦くもあった。