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2010年 06月 24日 木曜日

[ 昨日からの続き ] 同じ菊水鮓でも、二号線沿いの本店の穴子の棒寿司(1680円)と新香巻き(630円)が絶品で、「すしは握りだけと違う」という口上が良かった。Kさんはその方向にさっさと… スタコラスタコラ歩き出した。私も慌てて後を追い、菊水鮓本店へ。


▲スタコラさっさ、先に行かれて…
着いてみると、創業明治30年のしっかりした店構え。早速、穴子の棒寿司と新香巻きを注文した。

料理方法の珍しさに、感心。大葉と椎茸と揉み海苔をシャリに混ぜ、しっかりと穴子で押さえて食べる、これが「うまい」。のり巻きの新香巻きも、中の新香と穴子を程よくしめていて、これまたうまい。女将さんの言った通り、絶品。聞けば、食通のKさんは何回も来ていながら、「明石の老舗『菊水』でこんなにシャリ系を食べたのは、初めて。いつも酒のあてと少しの握りを食べていただけやった。また来よな…」。

明石焼談義にオーナーの方と話しが、さらに弾む。「オーナーのおすすめは?」「どこもみんな美味しいですよ」無難なお答えが返ってきた。

そこで、前もって調べていたネタで「『たなべ』や『よふけ』はどうですか?」と水を向けると、「実は私もそう思っていました。そもそも昔は、お好み焼き屋さんが、ついでに明石焼をしていたのです。が、明石焼が有名になってしまって…」と仰る。さすが、明治30年からの創業来の歴史を背負うだけあって、自分のことだけでなく、明石全体のことを思っておられる。その人格に、心を打たれた。

ここで一句
「梅雨曇り 明石焼(たまごやき)制覇の 人出會ひ」


続きは、また明日以降…