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2009年 06月 02日 火曜日

今日は1日心が沈んでいた。昨日の深江浜の大火災に駆けつけたが… あの火災現場で、若い速水力消防士長さん(31)が死亡された。無惨であり、悲しい。心から冥福を祈る。

私は秘書の中山君(関西学院出身 ─ 元水泳部)と共に、現場の邪魔をしてはとの思いで、1時間で現場を離れた。が、私が現場に行ったのが午前10時43分。その前の10時28分に、第一出動隊東灘33小隊が現場に到着。建物の北入口より、小隊長と隊員2名と速水力さんが、屋内の消火活動の為突入した。

速水力さんの連絡が途絶えたのは、10時40分〜50分らしい。

速水消防士長を救出するため再突入を試みるも、猛烈な熱気と強力な火勢のため、あえなく退避せざるを得なかったそうだ。

消防の幹部の人々は、祈りながら活動をしていたのだろう。私にも、新聞記者にも悟られず、真剣に仕事をされていた、その方々に感銘を受けた。

現実に、神戸新聞の夕刊ではケガ人なし。しかし、本日の朝刊で大きく死亡の報道がされていた。関係者の話では、消火に入った時は空気もきれいで見通しがあったが、急に火が勢いついて襲って来たらしい。思えば、6年前の今日…西区の民家で消防士の方が死亡されて以来、気を付けて来ていたようだ。だが、東灘区は工場も多く、しかも密集しているため、消防局は色々大変だろうと思う。従って、東灘区の各種工場は防火について、もう一度見直をしてみる必要があるのではないか。

たまたま中山秘書は、学生時代から水泳のインストラクターとしてアルバイトをしていて、西区で亡くなった消防士さんを教えた事があると言う。それだけに今回の事は、まして彼も現場に行っていたのだから、さぞやショックを受けたのだろう。一人で深江の方に手を合わせていた。彼は、きっといい議員になるだろう。