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2010年 06月 06日 日曜日

「KOBEピンクリボンコンサート」で、昨5日、東灘区民センターうはらホールに出かけた。「挨拶をお願いします」と、魚崎の青年、和田辰雄君に… 頼まれたからだ。

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私は挨拶に立って
「家内が6年前に乳がんになって、手術を受けた。これはまさに私の責任であります。以来家内は再発を心配する毎日です。この運動に真っ先に賛同しなけれはならないのは、私でした。お詫び申し上げます。この会場は広いが観客が少ない。でも愛と優しさに満ち、皆さんが手作りでここまでやってきた誇りに満ちています。今年は議員という立場上控えましたが、来年は立場を超えて微力を尽くします」
…議員だからと、妙に遠慮したのがいけなかった。彼の心に応えるべきだったと反省を込めて、誓った。

よく名前を聞く”ピンクリボン”について調べてみると、大変な規模のキャンペーンで、世界中の女性に対して、乳がんの撲滅と検診の早期受診を啓発、促進するという、素晴らしい主旨の運動だと分かった。日本では2000年代に入ってから。「グローバル・ライトマーク・イルミネーション」というアピール活動として、まず東京タワーや東京都庁がピンク色にライトアップされた。

神戸でも、訴求のため、明石海峡大橋やポートタワーがライトアップされた。ここ東灘区では、和田君が家族を説得し、親戚に説明して周辺の人々に訴えたのが、このコンサートにつながった。観客数こそ100人を超えなかったが、会場では発起人の期待に答えるべく出演者も真剣に取り組まれ、団結が深まっており、その心は十分に伝わっていた。

日本人の女性のうち、実に20人に1人が乳がんを発症すると言われている。来年は、彼の心に報いるためにも、皆さんもピンクリボン運動に参加して、会場でともに楽しい一時を持ちつつ、御協力頂きたい。