障害者父母の会も… 頑張って下さっている。
見守っておられる地域の方々やOB会の家族の方々も、そして何より中学校の先生方も現役の野球部も、ソフトボール部も放送部もイキイキと参加するようになった。中には特技の似顔絵を描く方もあり、行列ができていた。民生委員の方々もたくさん参加されるなど、「善意の人々が集う会」の趣である。
▲全員参加の綱引き
この会は、住吉中学校野球部OB会のリーダーだった故 植田氏が「何か良いことをしてOB会をまとめたい」と32年前、私にご相談下さったのがきっかけ。「一日重度障碍者の子どもさんをお預かりして、共進牧場に連れて行ってお世話したら」と言ったら、早速計画を立てて実行された。
▲ご協力下さる方々への感謝を込めてご挨拶
開会式のご挨拶で私は、この会の始まりのいきさつを説明し、
「今日来て下さっている障碍者の方は何の罪も無い、人類として何万人に一人の割合で望まずに障碍者として生まれる。しかしそれを守るのは我々の責任である。アメリカに”It is the duty to help the weak.”『社会的弱者を助けるのは、人類の義務である』という格言がある。と皆さんにお願いした。
例えば震災時、目が見えない人には何がどうなっているのか分からない。耳が聞こえない人には、助けが聞こえない。私たちは、これらの弱者を守る義務がある。皆さんにお願いしたい、一日一回でいいから社会に弱者がいることを思い出して欲しい」
同じことを今、このブログでもお願いしたい。一日一回、周りに弱者がいることを思い出していただきたい。きっと、今まで見えなかった何かにお気づきいただけると思う。バリアフリーも何も、全てはそこから始まるのである。