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2010年 05月 07日 金曜日

朝から雨が降り続くうっとうしい気分だったが、読売新聞の社説を見て気持ちが晴れた。経済再生へ政策転換についての、5つの提案。要点を押さえつつ、現政府の施策における日本の経済・教育・医療・文化・科学など全てに渡る的確な指摘だった。

自民党を応援するような… 次元の低い社説ではない。国民に、政府に、必死で訴え続けていた。私は一度、地方議会でながらく議員の一兵卒として生きた経験を踏まえ、神戸市民の経済と生活の移り変わりや、日本国民の将来について、論説委員と語りたいと思っていた。


▲この記事を、10年保存する
私は自民党の党員であり、自民党を支えている。しかし、別に与党自民党でなくても良い。しっかりした政府であれば良いと、別の心で思っている。健全な二大政党化が成れば、国民はバランスを持って選択するだろう。しかし、今の総理はひどい。ボンボンに日本を任す訳には行かない。徳之島の問題にしても、鹿児島を愛する京セラの稲森会長に泣きついて工場を建てて貰い、2万人の島民が十分食べていけるようにする条件で三町長を口説く位がせいぜいだろうと思っていた。

面識のある伊仙町の大久保町長が、
「やっと島民が、政府の離島対策費に頼る性格から自立しようと前向きになってきたのに、今度は米軍に頼る島民になるのが悲しい」
と言っていた。その気持ちが、良く分かる。神戸市民も震災から変わった。生活に困ったら、簡単に生活保護への道をたどる。自分が悪いのではなく、すぐに他人の責任に置き換える。お互いが反目しあい、いがみ合う。かつての。話し合って互いに譲り合う心、小さな親切が少なくなってしまったと感じている。

さて、今回の民主党の”こども手当”等のバラマキ、選挙至上主義の政策が若い人々の間で当たり前となるのは、これまで苦労をして子供を育ててきた年配の人たちの目にはどう映るのだろうか。そして、借金をその子供達に負わせて、一時の安楽に走る愚かしさが分かっているだろうか。

こんなことを言っても、きっと、
「安井さんは、私たちの苦しみが分かっていない。議員はその程度だ」
と一笑されるのだろうか。これ以上説得する気は無いが、今の政府の財源なきバラマキ行政、選挙至上主義を止めさせようという、読売新聞の主張に共鳴する。今日の読売新聞は大切に保管し、10年後にもう一度読もうと思う。