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2010年 04月 27日 火曜日

産業振興局長から、今年の12月2日〜12月13日の12日間、いつもの旧外国人居留地及び東遊園地でやる「第16回神戸ルミナリエ」についての説明と、昨年の第15回の決算見込みの報告があった。それによると、各企業からの協賛金、企業募金、個人の方からの募金やご来場者の皆様からの100円募金などの御協力で支えられているため… 昨年の厳しい経済状況が影響。加えて、新型インフルエンザによる外出の自粛で来場者が減少したので、協賛金や会場での募金が減額し、単年度収支では2400万円の赤字。

幸いにも、前回からの繰越金充当で赤字を補填した上、1600万円が繰り越せるそうだ。内訳を見ると、企業協賛金は166社から約2億5400万円も頂いていたものの、前回と比べ2100万円も下回ったらしい。個人募金と企業募金も7万円の減だという。支出は約5億5100万円で、経費も見直して約700万円を削減したそうだ。

▲光に癒される面もあるが…
「神戸ルミナリエ」には今までいろいろな意見を言ってきたが、効果は0である。私は
「このままでは飽きられてしまって、来場者は減少する。他に神戸市全体で、例えば香港のように大バーゲンをするとか、何かイベントを、エキスを加えなければならない。そもそも、始まった原点が震災で亡くなった方の鎮魂と、神戸市民が元気になろうとすることであったなら、その観点から見直すべきである。このイベントは契約して御世話してもらっているようで4年契約だそうだが、費用の点でも見直す必要がある。なぜ、イタリアの電燈でなくてはならないのか。国産でやれないのか」
と尋ねてみた。当局は
「色が違う」
と言う。本当にそうなのだろうか。今年は契約の節目の年らしい。原点に還って、抜本的に検討するべきである。

当局は、流れに沿ってやろうとするが、果たしてそれで良いのか。続けるなら続けるでも良いが、もっと深く検討をして欲しい。相変わらず、交差点に立った警備員がマイクで来場者に叫ぶ牛追いのようなことでは、神戸のイメージに合わない。もっと静かに、嫌みのない誘導方法はないものか。

ずっと委員会で発言しているが、改善されたことはない。きっと当局は「事故があったらどうするのですか」と反論するだろう。確かにそうだが、世界の中でも静かで爽やかなイベントにならないものかと、私はそう思っている。鎮魂というには、あまりにも騒々しすぎるのだ。