Skip to main content.

2010年 04月 20日 火曜日

親友のH君とその友人のK市会議員から昨日、
「東灘区深江で魚を生簀に入れて、活魚を大量に流通している会社を見学したい」
と連絡があり、関係者をご案内。その会社とは… 幾度か書いた西井水産(東灘区深江浜町 東部市場北側)。たくさんの活魚が水槽の中で泳いでいて、噂通りとお連れした皆さんが驚き、事務所でいろいろと尋ねておられた。


▲熱心に耳を傾け、メモを取る
お出でになったのは大阪の堺の方々で、とてもご熱心。西井社長が養殖方法を各国に教えてきた結果、韓国では活魚養殖が200社にまで増え、日本の脅威になってしまった。特に、韓国の済州島のヒラメは世界一だという。東南アジア ─ ベトナムやタイのエビも、大量生産されている。今まであまり魚を食しなかった中国が食べ始め、価格も上昇傾向にある。これからは、魚を大量生産しないと時代に追いつかない。一方、日本の子供達は。魚についての知識があまりにも乏しい。親子連れが見学に来て、やっと魚を食べるようになった例もあるほどだそうだ。

西井社長は
「子供達が、たこを手でつかんで大喜び、貝を手にしてビックリといったように、危険性のない程度で魚に触れさせようとしている」
と、子供のような笑顔で水槽を見せて下さった。「これから、神戸・大阪・堺で食文化を創出し、大阪湾で日本の食文化を育てよう」と、夢を語り合った楽しい一時だった。