Skip to main content.

2010年 03月 30日 火曜日

安井事務所恒例「神戸市主要施設見学会」の第三回を、去る28日の日曜日に催した。、午前9時から午後4時まで東灘区魚崎浜にあるゴミ処理場の東クリーンセンターから王子動物園、さらに神戸市立博物館のトリノ・エジプト展を観賞というコースで、総勢85名のご参加を得て、御一緒に学びの一日を過ごした。

日曜日にも関わらず…

▲風間所長に質問
風間所長と岡田庶務課長が丁寧に説明をして下さった東クリーンセンターでは、参加者から多くの質問が。「市民が分別ごみ出しを協力しても、これを見たら一緒に焼却しているではないか? ムダな労力をしいているのでは」との質問には、所長から「分別して下さる事でリサイクルが出来ている上に、ゴミの量が大幅に減りました。その結果、このようなクリーンセンターが一つ不要になり、処分場の寿命が延びています。市は、きっちりとリサイクルをしているので、いつでも現場をお見せします」と、実に立派な回答。市民の間に「ムダな労力をさせているのでは?」といった噂があった、それも同時に解明された。


▲奥乃副園長自らご説明
王子動物園では、動物の紹介に加え、神戸市の技術が多くの動物を誕生させていると奥乃副園長から報告があり、参加された皆さんも誇りを感じられたと思う。昔を懐かしんだ方々もあって、「私は40年ぶり」とか「昔、デートして、ここで手を握った」とか、楽しい一時。ただ、なにぶん坂が多く、ご高齢の参加者にはきつかったかも知れない。桜も3分咲きで、名物の陣地取りもパラパラ。やはり桜の満開が欲しかったが、こればかりは仕方がない。

最後は、博物館のトリノ・エジプト展で紀元前3000年のミイラと対面。これは素晴らしかった。学芸員の高久氏からは、世界の中での位置づけで、なぜイタリアのトリノでエジプト展なのか、説明を受けた。なるほど、宝物も戦争の略奪物で、各地に移動する。そうすると、大英博物館も略奪の宝物なのか? ある参加者が「県の有名な設計士の博物館より、この銀行跡の神戸市立博物館の方がいいですね」。私も、そう思っていた。

ご参加下さった方々は、神戸がさらに好きになって下さったことと思う。今回の見学会でお世話下さった人々に、改めて心からお礼を申し上げる。「ありがとうございました」。