その中で、ある民主党の女性議員が、「先般、宇和島に視察に行った際、宇和島の市職員がパールを身につけ、町を上げて地場産業を押し上げようとしている。神戸市もいろいろ頑張ったらどうか」と質問した。いい質問だと思った。答えは「興味深いお話で、勉強したい。私達も、神戸のブランドを引き上げている産業の活性化を図っていく。そのためには、民間人の経験者が頑張って欲しい。その一つが、神戸ファッションの神戸コレクションである」と言って、クドクドと経過を語った。「その民間人を応援していく」と答えた。
確か民主党の女性議員は、「市職員が自ら、世間に地場産業を育てる覚悟と工夫をしているが神戸市はどうか」と聞いていたのだが、当局はいつも言葉は滑らかであるが、答えがない。例えば、せめて「私達はお土産に地元の酒を勧めている。議員も酒を飲むなら、地元にして下さい」と言って欲しかった。
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再会を喜んだ
思えば、ライオン萩尾と私で土地を探し廻り、アンコールワットの近所に建設した。もちろん神戸甲南ライオンズが中心に、多くの方々の善意でできた。今日は前回訪問した仲間が集まって、再会を喜んだ。その訪問の際、校長先生からある生徒が紹介され、「両親が死んで学校に住みつき、校長が育てている。中学校に進学するのに、12km歩いて行っている。自転車を買って欲しい」と言われ、ライオン奥村御夫妻と一緒に行った立石御夫妻がすぐに奉仕して下さり、3台を買って下さった。
校長が、その自転車の写真と3台の自転車を誰に渡すか、学生達で会議をさせて決定したという。私が喜んだのは、カンボジアで民主主義が進んできている。わずか30年前は、ポルポト政権下で250万人が虐殺され、教育を奪われた国に大切な教育が始まっている。しかもそれが、神戸夢小学校で嬉しかった。参考だが、神戸夢小学校のために神戸甲南ライオンズの二人から、図書館建設の資金として、また運用費を頂いている。カンボジアの血となっている。