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2010年 02月 19日 金曜日

本年度皆様からお預かりした税金を、市民の福祉や生活の安定と活性化のためにどう使っていくか、市長自らその方針を述べ、我々の議会に相談と許可を求める、我々が最も重要な予算本会議と位置付けている平成22年度第一回本会議が開催された。各局の様々な課題が論議されるこれから約一ヶ月の間、私も… 議会にほゞ釘付けになる。

歳出予算は…

歳出予算案額








会計平成22年度平成21年度対前年度比
一般会計7,661億円7,527億円+1.8%
特別会計1兆753億円1兆556億円+1.9%
合計1兆8,414億円1兆8,083億円+1.8%

と、昨年度より少し延びている。それもあってか、市長はひときわ力強く、3期目の市制運営の決意を述べた。また市長は、予算編成の考え方として

  1. きわめて厳しい経済・雇用情勢を踏まえて、景気対策と雇用対策を最優先予算を編成した

  2. 市民福祉の更なる向上と、これからの神戸の創造的な発展を目指して施策を展開する


として、予算案のポイントに、景気対策と雇用の確保の関連予算の中に中小企業有志制度の融資総額を800億円ヘ拡充する等、様々な施策を打ち出している。

子育て支援と教育の充実を目指しての予算は、

  1. 保育枠24,000人にむけて受入れ枠を580人分拡大

  2. 学童保育の充実として過密・大規模施設解消にむけた学童保育施設の設置

  3. 神戸こども初期急病センター開設 (開設時期平成22年12月予定)


等、1,056億円。福祉の充実と健康づくりの推進の関連にも1,824億円を計上。他にも様々な内容を多岐にわたって検討することになる。


▲本会議場
我々の念願の課題については、
「阪神御影駅・阪急御影駅のエレベーター設置や民間バス事業者のノンステップバス購入を支援するほか、JR摂津本山駅の駅舎の橋上化に合わせた自由通路の整備計画を策定し、バリアフリー化を進めてまいります」
と、市長がはっきりと、声高らかに本会議場で言明してくれた。

小柴副市長の予算説明では、深江南町の「老人いこいの家」を地域の福祉センターとして活用するために、今後早急に建設整備を進めるべく、調査費として100万円の予算がついたことが明らかになった。非常に細かいところに目が行き届いている。この地区が抱えていた懸案について、情の厚い市長で良かった。もし他の人が市長なら、バリアフリーや福祉センターは、果たして予算に組み込まれていただろうか。マスコミ受けする発言に終止符を打つ行政になったのではないか。

さぁ、これから一ヶ月。しっかり腰を据えて審議していく覚悟である。