2月8日に京都で行われた、自由民主党の政令指定都市議会議員連盟の勉強会でのこと。選挙プランナーの三浦博史氏を講師に迎え「最新選挙必勝法」と題しての講義。私も、自分の選挙についてはあの手この手を知っているつもりだが、「何か他のことをつかめるかも」と思って聞き入った。
▲三浦氏から教えられることは多い
それが、前述の「メラビアンの法則」の7-38-55のルール。言われてみれば失礼ながら「あの程度の人 ─ 何の政策も主義もなく、ただ相手に調子良く話を合わせている人」が当選している。情けなく思うが、仕方のないことかも知れない。ここ東灘区でも、思い当たる議員が何人かおられる。私も、自分の考える選挙方法を見直す良い機会である。三浦氏は「『選挙は外見・好感が93%』を忘れる」なと言う。
視覚情報の好感度を保つことが大切で、40歳を越えると、いつもニコニコしていることだそうだ。40歳以下がニコニコしていると、逆に軽く見えるという。そう言えば私は、いつも難しい顔をしているらしいから、大いに反省。これからは、いつもニコニコすることにしよう。
良い仕事をして、他の人にできない仕事をすれば、見る人は見ていると信じていた。が、どうやら仕事と投票は別物だと分かった。障害者のための福祉政策や教育問題、環境整備、空港事業、外国人の参政権問題等で苦労しなくても、蝶々のように人から人へ笑顔を振りまく ─ これが必勝法らしい。
インターネットの普及で、次の地方選挙までにネットでの選挙活動が合法的になるかも知れない。そうなると、選挙戦がこれまでと大きく変わってくる。集会がネット上でのそれになるのも、一つ。個別訪問が解禁になれば、今まで以上に歩くことが必要にもなる。ますます、視覚的なところに気をつけなければならなくなる。
だが、これもあくまでも一つの考え方。これまでの選挙方法と組み合わせて、より良い選挙態勢を築き上げなければ、と思ったのだった。