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2010年 01月 23日 土曜日

食通のKさんの弟さんと落語家の笑福亭瓶太さんが、去る火曜の夕方、ひょっこり事務所を覗いて下さった。たまたま、Kさんの弟さんと阪神御影駅に行く途中、事務所の看板を見て寄って下さったそうだ。5月1日に須磨で高座を持つらしい。

幾度か書いているのでお察しいただけるように… 私はKさんの御一家が好きで、何かと御縁を頂いてもいる。弟さんは、住吉中学校野球部を率いてずっと重度身体障害者との交流を重ねて来られ、年に一回の運動会やもちつき大会等、健常者と障害者の架け橋となって、お互いの理解を深めるのに本当に役立たれている。そんなKさんの弟さんが瓶太さんと仲良くされているのも、分かる気がする。

あれは15年前の大震災で、被災民が六甲アイランドの仮設住宅に入っておられた頃。落語家の笑福亭瓶太さんと桂わかばさんが、落語の奉仕をして下さったことがあった。忘れもしない、その時、衣装を着替える所がないので困っていたら、御影の鍵田さんが申し出られ、大変助かった。翌日、鍵田さんから電話を頂いた。「何かしでかしたか?」と恐る恐る受話器を取ると、なんとこの二人の落語家が「次の日、お酒を持ってお礼に来て下さいました」。鍵田さんは「ボランティアで落後して下さって、お礼に来るなんて私はすっかりファンになりました」と弾んだ声でお礼下さった。私も恐縮するやら、感心するやらだった。


▲いつも気さくな瓶太さんとKさんの弟さん
いつも謙虚で明るく、良い落語家。早く売れて欲しいと祈っており、高座には是非行くつもりである。「切符を送って下さい」とお願いして別れたが、人に良い印象を持たれることが、いかに大事なことか、と分かる。良い気分にしていただいた。感謝。