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2010年 01月 13日 水曜日

年が明けて新年の会合が盛ん。昨日も、兵庫県洋菓子協会の名刺交換会がポートピアホテルで行われた。午後3時、ケーキ屋さんたちが集ったおいしそうなイメージの会場の末席を頂いた。会長の比屋根毅氏は剛毅な方で、一見すると有名なエーデルワイスの… 社長とは思えない風体であるが、私とわずか1分間、洋菓子を語ったとたん、私の思いを見抜いて下さった。


▲比屋根会長の思いが伝わってきた
私は震災で日本一…いや、世界一の洋菓子の技術が散逸することを恐れて、15年前、政府の通商産業大臣橋本龍太郎氏に、
「被害者に弁当を配るのをやめて、その分、現金か食券、地域の商品券を配ったら、近隣のパン屋・お菓子屋・八百屋が立ち上がれる」
と激論したが、官僚の抵抗にあって、ダメだった。

幸いにして、洋菓子業界のご努力で、技術者は神戸に留まった。会長が挨拶で、
「フランスのパティシエ大会で、日本がフランスを抑えて総合優勝をした。その力は神戸である。そしていつか、この大会を神戸でしたい」
と語られたのには、心から感動した。

矢田立郎神戸市長は、
「神戸の子供の夢の中に、パティシエになりたいとあるのは、神戸の誇りである」
と。井戸敏三知事も
「神戸市を中心に、兵庫スイーツの文化を作るため、ぜひ大会をやってもらいたい」
と語られた。

鴻池祥肇参議院議員が
「洋菓子のスイートは平和のシンボル。平和でなくては、洋菓子は発展しない。スイートの文化を神戸から発信しよう」
と提案。「なるほど、なるほど」と感心した。また、ある前代議士は
「神戸にスイートストリートを作ろうではないか」
と提案。これには、横に座っていた親友の小田倶義神戸ファッション協会々長が「良いことだ」と賛意を口にした。

ずいぶんと楽しく盛り上がった出席者約300名の盛大な会場には、他にも県や市の産業局長・部長及び各界の代表者等、様々な顔ぶれがあった。多忙で1時間半くらいで退席しざるを得なかったが、糖尿病も気にせずスイーツに浸った一時だった。