▲比屋根会長の思いが伝わってきた
「被害者に弁当を配るのをやめて、その分、現金か食券、地域の商品券を配ったら、近隣のパン屋・お菓子屋・八百屋が立ち上がれる」と激論したが、官僚の抵抗にあって、ダメだった。
幸いにして、洋菓子業界のご努力で、技術者は神戸に留まった。会長が挨拶で、
「フランスのパティシエ大会で、日本がフランスを抑えて総合優勝をした。その力は神戸である。そしていつか、この大会を神戸でしたい」と語られたのには、心から感動した。
矢田立郎神戸市長は、
「神戸の子供の夢の中に、パティシエになりたいとあるのは、神戸の誇りである」と。井戸敏三知事も
「神戸市を中心に、兵庫スイーツの文化を作るため、ぜひ大会をやってもらいたい」と語られた。
鴻池祥肇参議院議員が
「洋菓子のスイートは平和のシンボル。平和でなくては、洋菓子は発展しない。スイートの文化を神戸から発信しよう」と提案。「なるほど、なるほど」と感心した。また、ある前代議士は
「神戸にスイートストリートを作ろうではないか」と提案。これには、横に座っていた親友の小田倶義神戸ファッション協会々長が「良いことだ」と賛意を口にした。
ずいぶんと楽しく盛り上がった出席者約300名の盛大な会場には、他にも県や市の産業局長・部長及び各界の代表者等、様々な顔ぶれがあった。多忙で1時間半くらいで退席しざるを得なかったが、糖尿病も気にせずスイーツに浸った一時だった。