「神戸市医師会々長を辞して、皆様の御推挙により兵庫県医師会々長に出馬する事になりました」と表明され、思わず拍手。神戸市医師会は、これまでともすれば神戸市の御用組合のように思われていたが、彼が医師会長になってからは、明らかに医師会が市と対立する立場に変わり、神戸市政にとって重要なオピニオンリーダーの役目を果たすようになった。
その過程は平坦ではなく、時には会長についての個人的な陰口もあってご苦労なされたが、見事その地位を確立されたのであった。最後には市政についても十分な理解を示され、神戸市も、彼というよりもむしろ神戸市医師会そのものの意見をよく聞くほど、良い関係になった。また彼は、議会とも公平にお付き合いされるようになっておられた。
▲西尾会長の挨拶
「中央区のパルモア医院が、東灘区住吉に進出したいという意向がある。しかし、東灘区は既に産科医療が充実している。他の医院が不足し困っているところへ進出するべきである」と発言された。皆さんも同意され、進出は再考して頂く方針で、後日話し合われる事になった。
一方、普段見せない姿が見られたのが、二次会。趣味の披露では、なんと皆さん幅広く、音楽・写真・絵画・ゴルフ・お酒・株・ダイビングと様々。しかも、それぞれがプロ顔負けの強者ぞろいであった。例えば、御影で開業しておられる岡野先生は、アマチュア写真家としても有名である。私は無理をお願いして以前から事務所の掲示板に岡野先生の作品を飾っている。今掲示中の作品は、北極海に行かれた折に、飛び立つゆりかもめの群れを捉えたものだそうだ。通りかかられたら、是非御覧頂きたい。
ともあれ、川島会長が県に進出されるのは喜ばしい。どうやら選挙になるらしいが、なんとかご当選いただいて、彼の辣腕が県民のために振るわれるよう、祈りたい。