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2010年 01月 08日 金曜日

御影出身の柔道の父、世界の柔道家、嘉納治五郎を顕彰する「像でも何でも良いから」御影に欲しいと提案してきたのは、御影弓場地区の成年会のリーダーのお一人、濱田智司さん。今日、ひょっこり 事務所を訪ねてきてのことだ。彼は、私が男の美学を感じているほど好きな青年の一人で、地区の若者たちの信望も厚い。

彼は学生時代から、学校で番長を張っていた。だが、彼のいるクラスは実に良くまとまっていった。弱いものイジメをせず、落ちこぼれをすべて引き受けてその立場を守ったのが、彼。しばしば他の学校と対立もしたが、彼がいると、よくクラスがまとまるものだから、先生方は彼をクラスに欲しがったという。これは、彼を良く担当した教師から聞いたので、どうやら本当。自分の若い頃を思い出して、私もうなずいたものだった。


良い知恵を授かったと思う
彼の提案には、私も同感。なにせ、かつて御影公会堂を「嘉納記念館」にしようと市長に提案して、調査費までついたが、未だに実現していないのだ。調査費が付いたのは震災の前の年だったから、事情も変わって財政上の問題はあるだろうが、何とか実現させたいと思っている。

今ひとつ、阪神御影駅がバリアフリーになるのにあわせて、南側の駐輪場が撤去される方向で進んでいるのだが、その跡地の広場を、例えば「嘉納治五郎広場」として、顕彰する小さな銅像を建ててはどうかという提案も貰った。世界中の柔道愛好家が「嘉納治五郎」の出生地を訪れてくれれば御影が認識されるのではないかと、彼と盛り上がった。早速、まちづくり協議会で話し合いたいと思う。