彼は学生時代から、学校で番長を張っていた。だが、彼のいるクラスは実に良くまとまっていった。弱いものイジメをせず、落ちこぼれをすべて引き受けてその立場を守ったのが、彼。しばしば他の学校と対立もしたが、彼がいると、よくクラスがまとまるものだから、先生方は彼をクラスに欲しがったという。これは、彼を良く担当した教師から聞いたので、どうやら本当。自分の若い頃を思い出して、私もうなずいたものだった。
良い知恵を授かったと思う
今ひとつ、阪神御影駅がバリアフリーになるのにあわせて、南側の駐輪場が撤去される方向で進んでいるのだが、その跡地の広場を、例えば「嘉納治五郎広場」として、顕彰する小さな銅像を建ててはどうかという提案も貰った。世界中の柔道愛好家が「嘉納治五郎」の出生地を訪れてくれれば御影が認識されるのではないかと、彼と盛り上がった。早速、まちづくり協議会で話し合いたいと思う。