Skip to main content.

2009年 12月 21日 月曜日

海上自衛隊を愛し支える人々が集う恒例のもちつき大会が、去る19日、海上自衛隊阪神基地隊で開催された。阪神基地隊の村川豊司令から海上自衛隊の活躍が紹介され…
「今年はNHK放映の『坂の上の雲』の影響もある上に、阪神基地隊に日露戦争でバルチック艦隊を打ち破った東郷平八郎元帥の曽孫さんが帰属されている。そこで今回は、当時の旗艦戦艦「三笠」に掲げてあった艦旗を掲げる事にしました」
と司令の紹介を合図に、艦旗掲揚。ラッパが鳴り響くと緞帳が開き、旭日の光を持った艦旗が、その堂々たる姿を現した。


▲三笠の艦旗を背景に
その時、万感胸に迫り、涙する人も。この旗の上に掲げられたZ旗により、良く知られた東郷元帥の
「皇国の興廃この一戦にあり。各員一層奮励努力せよ」
の命が伝えられ、黄色人種が白人艦隊を撃破する歴史的勝利につながっていく。

催しの参加者は旗艦旗を背景に、代わるがわる東郷元帥の曽孫さんと御一緒に記念撮影。私もつられて写真におさまった。


▲さわゆきの艦上にて
実は、その前日、私は護衛艦さわゆきのご招待をうけ、艦を見学していた。対空・対艦両用艦載砲や、対潜水艦用ミサイル。ハープーンという対艦ミサイルや、ミサイル迎撃ミサイル、対潜水艦攻撃用ホーミング魚雷といった搭載兵器及びヘリコプターなど、20年前で400億円したという装備に、つくづく「戦争は高くつくな」と思った。なにしろ、小学校なら優に30校は作れる。

艦内でお茶を頂きながら、歓談。「国民の生命と財産を守るため、いつでも戦う」との覚悟を持った軍人としての人生を、自ら選択した方々。その話は、明るく楽しく、市の役人との大きな違いを感じた。

ところで、神戸にはもう一人、縁あって明治帝国陸軍の西郷隆盛の曽孫さんが、つい最近までお住まいだった。この神戸で、明治時代の、歴史上の主要人物の曽孫さんが、市民の為に働いておられる。いつか二人が出会われたら楽しいかもしれない…と、ちょっといたずら心が動きだしたのだった。