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2009年 12月 17日 木曜日

御影地区として矢田市長を迎えての“囲む会”が昨夜開かれ、市長の元気な姿を身近に見た。御影まちづくり協議会の会長藤澤福男氏、御影連合自治会長の上田正敏氏、東灘区老人連合会の会長岡部政人氏、旨水館会長の槇野紘男氏、市長の地元自治会長保元孝彦氏等、日頃市長と親しい御影の人々約40名が集い、心から市長の三選を喜んだ。

会は藤澤会長の…
「大変難しい選挙であったが、当選して下さり、御影として本当に喜んでいます。今後とも、市長を支えて御影は一致団結していこう」
との挨拶で始まった。

私は
「市長を支えるのに、我々自民党は、韓信の股くぐりをして頑張った。しかし市長は今、大変な苦境に立っている。最高裁の判決、さらに空港問題、いろいろあるが、御影はおかげ様で阪神御影駅のバリアフリーが平成22年には完成予定、阪神御影駅南の自転車置き場、東灘区図書館の完成、JR摂津本山駅のバリアフリー化等、来年の区政60周年に向けて明るい兆しがある。皆で元気を出していこう」
というご挨拶に
「先般の本会議場で、ある議員が『市長の首を変え損ねた事が申し訳ない』との失礼な発言をした時、市長は『貴方が言った事をしっかりと覚えておきます』と勇気ある発言で、皆元気を頂いた。決して怯む事なく、頑張って下さい」
と言い添え、激励した。

市長は、
「御影の皆さん、他たくさんのお力を得て当選する事ができました。全力をあげて、市民の為に頑張りたい。また先のお話の最高裁の件ですが、外郭団体の給料の支給の問題であります。私が一円たりとも収得したものでなく、正当にやっていますので、分かって頂けると信じています。元気で頑張ります」
と返礼の挨拶。続いて、上田正敏御影連合自治会長が乾杯の音頭を取り、宴が始まった。


▲玄関の雰囲気が、また良い
年に一回のこの宴を私が好む理由の一つは、この立派な会場。その名を「武庫の郷」と言い、実は、甲南漬の旧高島邸である。設計者は御影公会堂と同じく、神戸市営繕課からフリーになった清水栄二。建立は昭和5年で、高島家の方々が住まわれたそのままの、格式ある玄関や応接室、ステンドグラスの入った明かり取りに高い天井。さらに、和室を取り巻く手入れの行き届いた庭と、実に洗練された建築物である。


▲刻まれた歴史を感じる応接室
現在は、酒所にふさわしく、お酒にちなんだ資料も陳列されている。中でも興味深いのが「宮水のはなし」。宮水は天保11年、1840年に、櫻正宗六代目山邑太左衛門氏が発見したそうだ。皆さんにも一度、是非ご訪問いただきたい。

御影も、もの静かで、賢く、良い方が多い。阪神間モダニズムの流れを汲み、甲南市を設立する計画もあったとされるような歴史ゆえか、地区の団結力もある。

私は市長としっかり握手をし、励ましあった。御影の御厚情に報いるため、また、神戸のためにも、改めて働こうと決意しながら、新団長の安達和彦議員を励ますべく平野昌司相談役と会を持っていたため、後ろ髪を引かれる思いで席を辞したのだった。