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2009年 12月 03日 木曜日

六甲アイランドの某氏から、いつも気にしている「悪臭の問題」についてメールを頂いた。その方によれば
「島全体が肥料のような、脂の腐ったかのような悪臭に囲まれる日がとても多く、ものすごく不快です。今日の12月1日もかなりひどく、外出するのも戸惑ってしまうぐらいです。この現象は一般的に夜間の方が多いと思われます。風向きのせいか、発生源の事情なのかわかりませんが、とにかくこの悪臭には腹立たしい思いでおります。現在、調査はどの様に進展しているのでしょうか。改善の目処はあるのでしょうか 一 神戸市民として、どうぞよろしく御願いします。」
そこで… 私は以下のようにひとまずご返事申し上げた。
「早速、12月1日の件について、調査を致しました。当局には、当日の苦情は届いていないようです。ただし、その事がA様だけだとは思っていません。きっと多くの人々が、我慢されていると思います。当局も時々、苦情が来ていると認めています。そこで、その後ですが、六甲アイランド魚崎地区の悪臭の原因と思われる2工区(御影浜・住吉浜)、4工区では、それぞれ14工場・16工場が活動していますが、調査の結果、それぞれ2社づつ計4社が主なる会社ではないかと思われています。それらは、油脂メーカー、肥料メーカー、化学製品製造、廃棄物焼却施設等です。しかしながら、各社とも悪臭防止法の規制の範囲内で操業しており、法的に対抗できません。

当局も原因特定こそしきれていないものの、それらの会社に対して悪臭防止策をお願いしています。会社も脱臭装置をつけたり、煙の総量をできるだけ抑えるよう努力してくれていますが、なかなか効果が目に見えてというところまではいっていません。が、それでも、引き続き頑張ると言ってくれています。当局も仮に狙い打ちした4社を抑え切ったとしても、他の所からかもしれず、内心は戸惑っているようです。

私はとりあえず、4社に、もっと協力をしてくれるよう、或いは努力もして欲しい事や、さらに、場合によっては地域の重大案件として陳情を行い、当局からそれらの会社に、市民の後押しがある事を示してはどうかとも言っていますが、難しいところです。

なお、ここで私が当局と申しておりますのは、環境局 環境保全指導課 大気環境係です。もし悪臭がすれば、 331-8181内線3621にお電話下さい。現在、本会議開催中で、議会で返信を打っています。文章が乱文になります事、お詫び申し上げます。」

▲調査であれこれ分かってきてはいるが…
実はこの件について、私は引き続き調査してきている。悪臭の苦情は、平成20年は5件(六甲アイランド)・2件(魚崎)、平成21年は2件(六甲アイランド)・2件(深江・魚崎)となっている。かつて、私も住民もかなりの確率で悪臭を発している原因だろうと考えていた産業廃棄物の会社は、その後、神戸市との話し合いから対策として高熱焼却を施すようになり、かなりの効果を上げているようで、今のところ、これについては、ほぼ問題は無くなったと思われる。

この例にみるように、問題と思われる会社に対して、神戸市がよく話し合って対処する必要があると思う。会社も適法範囲内で操業しているから、市民が直接行動するのではなく、市がバックアップをしながら、或いは、市が市民の声を背にして、会社に善処するよう働きかける事が大切だと思う。当局もかなり頑張ってくれている。私ももちろん。引き続き応援したいと思っているところである。