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2009年 12月 01日 火曜日

我が会派の政策通の守屋隆司議員(兵庫区選出)が90分にわたってわたって市長と論戦する明日の本会議に向けて、12時から議員総会が開かれた。彼は歯切れがよく、柔らかい中に要点を突くのを得意としている。内容は今は書けないが、5点。きっと内容あるものとなるだろうと思う。同時に、森下やす子議員(垂水区選出)からも… 発言があった。彼女が今思いを入れて繰り返し当局に申し入れている「神戸市歌」を、もっと市民に定着させ、市歌が市民に親しまれるような努力を、当局は払うべきではないかとの提案である。

確かに、市歌を知っている人は1万人に1人ぐらいかも知れないと思われるほどで、まず、市歌がある事すら知らないのが普通だろうと思う。そもそも、市歌は50年前、神戸市政70周年記念事業の中で当時の原口市長が作らせた、歴史ある楽曲。

森下やす子議員は、これについてかつて教育委員会で質疑しており、橋口教育長は
「ご指摘のように、神戸市歌については多くの市民をはじめ、児童・生徒も神戸市歌にふれあう機会はほとんどない。この市歌は、昭和26年に国際港都神戸にふさわしい歌として、市民から歌詞を募集しており、作曲は「電車ごっこ」等の作曲者である信時潔(のぶとききよし)氏にお願いした。現在、市歌を授業で教える事はない。その理由として、音楽科の教員の大多数が、神戸市歌の存在すら知らないと考えている」
と答弁している。これでは、現在の学校教育の中で全く取り上げられなかった事になる。

本当に熱心な森下議員は、曲をCDにして自民党神戸市議団に配ってくれた。実にあっぱれである。そこで、皆さんに歌詞を紹介したい。

「神戸市歌」


  1. 朝雲(あさぐも)あがれり 光のうずに
    伸びゆくいらかの 虹こそかかれ
    伝統つとに 時代に先駆く
    絵巻とひろがる 歴史の都
    栄(は)えあれ神戸 神戸 神戸 われらひらかん

  2. 潮の香揺れひく 汽笛のすえに
    七つの海原 幸(さち)よぶかどで
    躍進きょうぞ 時代に勢(きお)えり
    名だたる海港 世界の都
    栄えあれ神戸 神戸 神戸(こうべ) われら興(おこ)さん

  3. 山脈(やまなみ)明(あ)かれり 呼交(よびこ)う声に
    ころもはずみて いそしむところ
    産業まさに 時代に羽ばたく
    花咲き匂える 文化の都
    栄えあれ神戸 神戸 神戸 われらたたえん

昭和26年に「国際港都神戸」にふさわしい歌をということで、神戸市が公募し、1000近い数の応募曲の中から選ばれた歌です。当時の賞金は、五万円でした。

▲神戸市歌について
市民参画室の質問で取り上げる森下議員
森下議員は、この歌の件を市民参画室でも発言していて、今や議会で「神戸市歌の森下」になりつつある。良いではないか。何か一つの問題を常に追求していく事は議員として大切で、言い続ける事は力になる。思いつきやにわか仕込みの意見でやるより、しっかりと目的を立ててやっている姿に拍手を送りたい。

いつか、神戸市民が「神戸市歌」を口ずさむ時、それは森下やす子議員のおかげだと、ちょっとだけ思い出していただきたい。年寄りの平野昌司団長と私は、そんな思いで、じっと見守る事にしている。