午後4時10分、選挙管理委員会から、先に書いた「市長選挙における票の集計作業において不正があった」という異議申し立てに対し、本11月30日、異議申し立てを棄却した旨の報告を受けた。
それによると、同委員会では… 異議申し立て人と、本件異議申し出の理由となった西区の選挙管理委員会の関係者に対し、出頭及び証明を求め、慎重に審理が行われた結果、本件当選人(矢田候補)の当選を無効とする本件異議の申し出については、理由がない事から棄却したとのこと。私は、予想通りそうなると思っていたし、実際そうなったのだが、「今後、誤解を受けないような方法で集計作業が行われるように」と要望した。
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▲冒頭、この地区の問題について述べた
現在、神戸市建設局道路部管理課において測量や地中の調査が行われているのだが、流れてきた情報によれば、調査終了後神戸市の土地となれば、神戸市の普通財産として、行財政局の所管となって売却される恐れがある事が判明したそうだ。
そこで、日頃地域のお世話をしておられる南町1丁目から4丁目の自治会長が集まって、東部建設事務所長や建設局道路部管理課長と懇談。まず
「当該の土地は地元として大変緑も深く、市民に親しまれていた土地であるだけに、地元に何の相談もなく行政判断だけで売却されては困る」との要望を提出された。
思えばこの地区は、元来白砂青松の素晴らしい海岸に恵まれ、自然豊かな高級住宅地として幸せに生活されていたのだが、国道43号線の建設や市の埋め立て事業で地域社会が分断。交通は遮断され、空気も汚され、南側は工場と倉庫、運輸会社等が建ち並んだ結果、かつての豊かな住宅地が破壊されてしまった経緯がある。公園にも恵まれず、集会所も不足と、他地区に比べてまさに行政の谷間的な存在であると思われる。
そんな中、南町地域は一輪の花を作る事で連携し和を図られるなど、懸命な努力が実り、良い方向に向かいつつあった。ここに暮らす人々は、良識人が多い ── あまり不満も仰らず、淡々と税金を納めておられるように、言わば黙した常識人が多い地区である。その南町の自治会長さんらが度々市に対し、「せめてあの土地だけは地域で使わせて頂きたい」と申し出ていたのに、水面下で売却の手続きが進んでいたとするならば、事は重大。もしそうならば「売却しないで下さい」と要望されたのである。
これに対して市は
「普通財産になるなら売却する事ができると一般論としては考えられるが、この土地がそうなるかどうか、まだ未定である」とし、
「皆さんの要望はよく承っておきますが、我々の範疇を越えてしまわないか不安です」と返答してきたのだそうだ。
▲当局の努力に期待したい