▲総務財政委員会の様子
引き下げは、調査の結果、およそ民間企業との給与の差が205円あるところを根拠としている。期末手当を下げる事で、約29億円の税金の節約になったが、これを受けて我々議員の期末手当も、削減がほゞ決定的。実は既にその案が示されていて、私の場合「167,400円」の引き下げ。年間では「390,600円」もの減収になる。予定からして、11月25日の本会議で議決され、12月10日の支給に反映されるものと思われる。
▲質疑で諸々の問題に悩む
さらに大変なのは議員年金で、大幅に削減される事になりそうだ。現在、この件は総務省において検討されているが、地方議員年金の財源不足が3400億円にもなっている。市町村の合併に伴い、議員の定数削減で退職する議員が多数になり、支払い過多になってしまうそうだ。例えば、私は33年間、毎月99,000円くらい掛けているが、まず戻って来ないだろう。地方議員は、厳しい。
意外に思われるかも知れないが、議員の成れの果ては、決して安定していない。そして、そうした状況を改善しないと、いろいろな意味で良い人材が集まらない。良い人材が集まらなければ、良い地方政治は望めない。良い地方政治が望めなければ、市民の皆さんのより良い暮らしなど、望むべくもない。だから、どこかでこうした未来への負の連鎖を断ち切って、良い方向へ向かわせなければと、常々悩んでいるのである。