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2009年 11月 19日 木曜日


▲総務財政委員会の様子
神戸市職員の給与に関する条件等の一部を改正する条例を審議する総務財政委員会が開かれ、矢田市長の給与の引き下げや、期末手当等の引き下げなどについて必要な条例改正を… 賛成多数で可決した。

引き下げは、調査の結果、およそ民間企業との給与の差が205円あるところを根拠としている。期末手当を下げる事で、約29億円の税金の節約になったが、これを受けて我々議員の期末手当も、削減がほゞ決定的。実は既にその案が示されていて、私の場合「167,400円」の引き下げ。年間では「390,600円」もの減収になる。予定からして、11月25日の本会議で議決され、12月10日の支給に反映されるものと思われる。


▲質疑で諸々の問題に悩む
議員活動では思わぬ出費があるので、大変苦しい状況であり、ことさらこたえる。さらに追い打ちがある。人から「安井さんのような期数の高い人は、退職金をガッポリと貰って辞めるのでしょうから、良いですね」とよく言われるが、とんでもない話で、議員には退職金がない。そこが、市長や職員とは全然違うのだ。

さらに大変なのは議員年金で、大幅に削減される事になりそうだ。現在、この件は総務省において検討されているが、地方議員年金の財源不足が3400億円にもなっている。市町村の合併に伴い、議員の定数削減で退職する議員が多数になり、支払い過多になってしまうそうだ。例えば、私は33年間、毎月99,000円くらい掛けているが、まず戻って来ないだろう。地方議員は、厳しい。

意外に思われるかも知れないが、議員の成れの果ては、決して安定していない。そして、そうした状況を改善しないと、いろいろな意味で良い人材が集まらない。良い人材が集まらなければ、良い地方政治は望めない。良い地方政治が望めなければ、市民の皆さんのより良い暮らしなど、望むべくもない。だから、どこかでこうした未来への負の連鎖を断ち切って、良い方向へ向かわせなければと、常々悩んでいるのである。