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2009年 11月 14日 土曜日

昨日の夕刊から大きく報じられているように、神戸ポートアイランドⅡ期に建設中の次世代スーパーコンピューターの開発事業が、鳩山由紀夫首相を議長とする政府の行政刷新会議の事業仕分けで予算の大幅縮減となり、事実上の凍結が決定。私は、ショックを受けた。

この事業は、我々自民党議員団が…

▲完成近い施設棟(7月視察時)
市当局と供に国へ何回も陳情し、最期に仙台市と競り合ってようやく、神戸市が誘致に成功したものである。神戸市活性化の為の大きな起爆剤として期待し、各地で行う市政報告会でお話ししてきただけに、無念である。

神戸商工会議所も大いに期待していた。甲南大学は
「そのコンピューターを当てにしてフロンティアサイエンス学科を準備し、最先端の生命科学を研究するべく、スーパーコンピューターの誕生を楽しみにしていた」
と言うだけに、大変である。甲南大学は我が母校でもあり、ガッカリ。一方の、システム情報学研究科を用意していた神戸大学も、同様に大変だろう。

いずれにしても、今後どうするか考えねばならない。当局も民主党の議員団も事前に空気を察して、いろいろ頑張って内部調整をしてくれた ─ 例えば、民主党市議団がすぐに上京し、神戸市選出の国会議員を通じて運動したようだ ─ が、効果はなく、やはりダメだった。


▲つい先日、施設見学会で再訪したばかり
これによって先ず、世界一は無くなりそうで、アメリカ・中国にその名声を取られてしまう。その上、日本の技術人のモチベーションが低下するものと推察される。民主党が天下を取ったのだから、気持ちは分かるにせよ、このような激変は緩和しないと、様々な所でひずみが出てしまう。

これで、神戸は大きな痛手を被った。臥薪嘗胆、頑張らねば…。

[参考 http://www.top500.org/ TOP500 Supercomputers Sites (英文)]