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2009年 11月 10日 火曜日

神戸市にこれ以上ラブホテルを「合法の名の下に建築させない」ために、ラブホテル規制条例を作るべきであると主張してこられた前田秀一さんと馬場敦子さんが、私の事務所を訪ねてこられた。言うまでもなく、魚崎の… 魚崎のラブホテル問題の件である。

合法的なので仕方がないとはいえ、ラブホテルが簡単に建ってしまう。これは絶対に反対なのだが、しかしながらこのお二人は、以前から魚崎のラブホテル以外に、神戸市全体の事を考え、魚崎だけでなく、これからの子供達と地域の環境に鑑みて、神戸市の行政が手遅れになっていく事を恐れておられる。これに対して市は、県の旅館法の関係もあって、法的整備がなされないうちに条例化は困難として来た経緯がある。


▲将来を真剣に憂うお二人と
このお二人が調べられたところ、堺市も姫路市も条例を制定していて、「工夫をすれば神戸市でもできるはず」だと主張しておられ、「ここから先は、市がやる意志があるかどうかだ」と仰る。私もこのお二人のご意見に同意しているのだが、一方で、当局が主張するように、法的整備ができるまで、もう少し時間をかけ、実際に役立つ条例にする方が良いとも思っている。

このお二人、魚崎のラブホテル反対運動ではデモ行進までして、はっきりとその意志を示されたのはご立派だった。が、さらに、某代議士と共に、国に対してラブホテルの規制を求める活動に乗り出しておられる。兵庫県警もかなりの関心を持って、こうした活動にプラスの方向で動いている。だが、いつも私が言っているように「合法的なら何をしても良い」という考えは、正しい民主主義ではないものの、役人の立場からすれば、合法的である以上許可せざるを得ない事も、また理解する必要がある。

この問題については、これまで散々繰り返されてきたこと。我々議員も、これから先、すり抜けられない要項や法律を作るべく、もっと学んでいかなくては ── と、法を作る責任とはつくづく重大なのだと実感したのであった。