Skip to main content.

2009年 11月 02日 月曜日

「国の財務省が旧乾邸を公募売却を公表」と、市の国際文化観光局文化交流課から連絡があったのが、今朝9時35分。11月5日受付だそうで、神戸市はまっ先に申し込みを決めた。これについては、市長が議会で表明しており、私も賛成である。そもそも…

旧乾邸は、文化財指定を受けた、神戸市経済界の歴史の一ページを飾る歴史的建造物である。

この、東灘区住吉山手5丁目の第一種低層住居専用地域・文教地区にある優雅な邸宅をどうしても神戸市の所有にして、市民の為に有効活用したいと、私自身も地元の議員として熱望している。代金は、2億4000万円である。

しかし、ここで困るのが、公募。受付当日11月5日午前8時から午後5時までの間に、神戸市以外の方が申し込むと、抽選になる。民間がやるように神戸市があらゆる機関を使って複数申込みをし、確率を上げると、世間は批判するやも知れない。が、民間の応募がある場合、そうした手も使われるだろう。もし民間に渡ったら、どのように使われるだろう。ひょっとして、そこから高く借りる事になるのか。はたまた、諦めるのか。あれこれと、今から心配している。

そこで、民間の方々にお願いがある。この物件を、市に買わせて頂きたい。市民のために、皆さんで声を上げ、お願いして頂きたい。公募売却は資本主義国家である限り仕方がないのだが、それが果たしてこのような場合にも公平なのか、理解に苦しむ。国も、なぜ公募にしたのか。神戸市があれほどラブコールしていたのに…

いずれにせよ、今はただ、うまく神戸市の建物となるよう、祈るばかりである。