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2009年 10月 16日 金曜日

東灘区御影山手の伊藤さんと交通局の新屋部長、野田課長と私を含めて懇談したのは、今日の午前10時から。懸案は…

▲当局を交え話し合い
JR六甲道駅山側のバス停の屋根が不十分で、雨風をしのぐ事ができないこと。多くの市民が難儀しておられる現状を見かねて、伊藤さんが高齢者をお守りしようと個人で椅子を置いたのだが、誰かが持ち去ってしまって心を痛められた。

そこで、市が長椅子を置いてくれたのだが、伊藤さんによると「まだまだ不十分」。バスを待つ方々の立場から言えば、椅子も大切だが、それよりも屋根が欲しい ─ そこで、市にできない理由を聞けば「全くお金がない」という。


▲これが、問題の屋根

それを聞いた伊藤さんが「市民から募金をして屋根を作ろう」と提案されたのが、本日の懇談に至った経緯。

市と我々が対立するのではなく、どうすれば屋根ができて、市民を雨風から守れるかを話し合った。結果、交通局が来年度の予算編成に合わせて、市長に対して予算要望の一つに計上し、抜本的に改善するよう「考えてみよう」という事になった。市民としては、しばらくは応援しつつ傍観である。


▲乗車を待つ人僅か数人分でしかない

話し合いの後、平野団長と市長選挙についての色々な打ち合わせも終え、このブログ用にバス停の写真を撮ろうとJR六甲道に行ったら、朝お会いしていた伊藤さんに、またバッタリ。

「よほどご縁がありますね」と、そこからいろいろお話しをして、この方が世間の広い、正義感溢れる方と分かった。

人生の余力を社会の為、人の為に尽くそうとしておられる。万年青年のような心を持って燃え尽きようとしておられる、素敵な高齢者だ。こうした方々が、戦後の日本を築いて下さったのだ。「みんなでバス停の屋根を作りましょう」と、出た言葉に力が入った。


▲「本山の件が分からん」とのご忠告に反省
事務所に帰ると、
「“JR摂津本山駅のバリアフリー”の問題について進行状況が分からない。市政報告に阪神御影駅だけが載っていたが、 JR摂津本山の件は載っていない」
と、おいでになったある方から温かいご忠告を頂戴した。

まぎれもなく私は、JR摂津本山駅のバリアフリーの問題では先頭に立って取り組んでいる。情報は、いつも発信しておかなければ…と、自戒。それにしても、妙に交通に縁ある一日だった。