Skip to main content.

2009年 10月 06日 火曜日

昨5日10時より、総務財政委員会が開かれ、

  1. 外国人の残留資格の変更および許可のガイドラインの見直しを要請する意見書の提出陳情

  2. 自転車を危険改造し走行した場合に罰則を設けるよう、道路交通法の改正を求める意見書の提出陳情

  3. 危機管理室から「新型インフルエンザに係る今後の備えに関する中間報告」について


の3点について論議が繰り広げられた。

  1. 「外国人の残留資格の変更および許可のガイドラインの見直しを要請する意見書」を、政府に提出するよう求める陳情。これは、ロナルド・ケスラーさんから提出された陳情で、簡単に言うと、日本にいる外国人が残留更新許可を求める際、イミグレーションに社会保険の加入の有無を問われるのだが、その社会保険の代わりに、民間の健康保険でOKを出して欲しいということだ。
    社会保険がカバーできない本人の病気の時、外国から看病や見舞に来日する費用や、本人が死亡した時の遺体の送還費用等は、民間でないとカバーできない事になっているのが、その理由。私も長く外国にいたので、その気持ちは分かる。これは採択され、国へ、神戸市議会として意見を出すよう決まった。


  2. 垂水区の竹本幸子さんからは、「自転車を危険改造し走行した場合に罰則を設けるよう、道路交通法の改正を求める」意見書を、国に提出して欲しいという陳情。これは、例えば二人乗りステップを付けて走っているのを見るから良く分かる。が、国もこれらについて検討中であり、自転車行政についてはもっと研究する必要があるだろうとこうことで、審査打ち切りとした。



  3. ▲危機管理室に対する質疑の様子
  4. 危機管理室からは「新型インフルエンザに係る今後の備えに関する中間報告」が平成21年9月20日付で出来た、その報告があった。今回の新型インフルエンザ対応の初期段階での取り組みについて、市民・企業等の意見を聞きながら評価し、情報発信と組織間の連携が重要であるとして「新型インフルエンザ対応神戸協働のしくみ」が提言されている。

    この評価の中、神戸市長が感染拡大防止のため「休校措置」や「神戸まつりの中止」などを迅速に決断した事が、高く評価されている。その通り、同感である。
    風評被害についても言及しており、今回の流行では個人・学校への誹謗・中傷があったとしている。一方、感染拡大防止の公益性と個人情報の保護のバランスを取る必要についても指摘されている。神戸市や兵庫県では市立学校において「学級閉鎖などの学校名は公表する」となっている。これも同感である。


それにしても、この陰で本当にご活躍下さった医師会が評価されていないのは、淋しい限りである。今後の報告については是非、医師会などについても考慮し、検証して欲しいものである。