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2009年 09月 23日 水曜日

連休もついに最終日。午前9時、大和公園グラウンドで、東灘区・灘区・中央区の少年野球、東神戸少年野球連盟秋季大会の開会式が始まった。

▲24年間毎年、監督・コーチの方々に感謝
私はこのリーグの最古参顧問として、24年間、ご挨拶申し上げている。しかも、その24年間、毎年同じ事を言っている。

まず、学校教育・家庭教育でできない事を、少年野球の監督やコーチ、指導者がボランティアで担っておられる。彼等は全くの無報酬。でも、私と同じく、20余年もご指導下さっている、町のお兄さん・お父さん・お母さん・おじいちゃんらがおられる。素晴らしいではないか。私は、その事に感謝を申しあげ、今回のリーグが最後になる小学6年生の子供たちに
「またリーグに帰ってきて、君達が次の子供を育てて下さい。それが我々の掟です」

と願い、
「私はイチローが大好きです。なぜなら、彼は100年を超える大リーグの歴史上、大記録を打ち立てながら、大はしゃぎもせず、ファンに帽子を振ってあいさつをする ─ あの謙虚さ、野球で鍛え上げられた美しさに、男の美学を感じるからです。君たちには、同じ野球をやる仲間として、謙虚であって欲しい。相撲の、とある横綱のように振る舞って欲しくはない。敗者に対する思いやりを持つ、立派なスポーツマンであって欲しい」

と挨拶を締めくくった。


▲友と遅い朝食
開会式の後、大和公園グラウンドの近くに住むHさんを突然、喫茶店のモーニングサービスでの遅い朝食に誘い出した。彼とは、カンボジアに御一緒し、神戸夢小学校をご訪問いただいて、すっかり仲良くなった仲。彼は昔、京都大学で安保反対の学生運動をしていたという。同じ頃、私も同じように、学生運動をしていた。共に老いて、でも気力だけは盛んで、二人で先の事ばかり話しては楽しんでいる。

老いてからも、友人はできるものだ。彼は、カンボジアで皆で買ったアンコール大学のTシャツを、さりげなく着ていた。そんな、彼の心配りがうれしい。あのTシャツは、カンボジアで日本語を学ぶ学生の支援になっている。ありがとう。

かくて、私のシルバーウィークは、とても良い日で締めくくられたのだった。