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2023年 03月 17日 金曜日

将来、御影から世界に羽ばたく音楽家が続いて出るかも知れない… そんな希望が芽生えたのは、御影公会堂の白鶴ホールで先週日曜、12日に開催された「みんなでつくるピアノ発表会」でのこと。

1月16日の当ブログでもご紹介申し上げた通り、「歴史ある御影公会堂にふさわしいピアノが欲しい」と、御影地区の全自治会の皆様が市に要望し、市が名器スタインウェイを一時テストとして貸し出して下さったのだ。だが、その期間は約10ヵ月。今年の、4月17日までとなっている。

この間、プロの演奏家の方々がクラッシック音楽会を二回にわたって開催下さった。この三月末にも、三度目の開催が予定されている。

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そんな中で、『みんなでつくるピアノ発表会』も行われた。「名器と名高いスタインウェイピアノを弾き、皆様にお聴きいただく発表会を開催させて頂きたい」と、馬場喜美代さんや右京さん等の人々がお呼び掛け下さったところ、御影出身のモスクワ音楽院生、滋野大成さんを始め、土田音楽教室と立石教室から総勢22名がご参加下さり、たいへん盛り上がった。

私にもスピーチの場を与えて貰えたので、
「御影公会堂にふさわしいピアノが欲しいと声を上げて下さった、眼科医の山中先生、そして御影を音楽文化の街にしようと立ち上がった多くの人々に、心から感謝いたします。この一台のピアノが御影にもたらした効果は、予想以上に大きいものでした。みんなで集めたこの熱量を、さらにどう育てていくかは、地元の人々の今後の動き次第です。けれども、それらをサポートするのは、市役所であり区役所である事を決して忘れてはなりません。
将来、滋野さんに続き、御影から世界に羽ばたく音楽家が出るかもしれない。この活動はそういった土壌を作っていくことでもあります。
その上で、音楽を通じて地域コミュニティーが築かれたことを、喜ばしく思います。子供の情操教育や高齢者の交流等も含めたそれらは、すべて地元愛、神戸愛につながっていくのですから」
と、常から感じていた思いを述べた。

本当に、このピアノの果たした役割を軽く考えてはならないと、つくづくそう思う。
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