1月16日の当ブログでもご紹介申し上げた通り、「歴史ある御影公会堂にふさわしいピアノが欲しい」と、御影地区の全自治会の皆様が市に要望し、市が名器スタインウェイを一時テストとして貸し出して下さったのだ。だが、その期間は約10ヵ月。今年の、4月17日までとなっている。
この間、プロの演奏家の方々がクラッシック音楽会を二回にわたって開催下さった。この三月末にも、三度目の開催が予定されている。

私にもスピーチの場を与えて貰えたので、
「御影公会堂にふさわしいピアノが欲しいと声を上げて下さった、眼科医の山中先生、そして御影を音楽文化の街にしようと立ち上がった多くの人々に、心から感謝いたします。この一台のピアノが御影にもたらした効果は、予想以上に大きいものでした。みんなで集めたこの熱量を、さらにどう育てていくかは、地元の人々の今後の動き次第です。けれども、それらをサポートするのは、市役所であり区役所である事を決して忘れてはなりません。と、常から感じていた思いを述べた。
将来、滋野さんに続き、御影から世界に羽ばたく音楽家が出るかもしれない。この活動はそういった土壌を作っていくことでもあります。
その上で、音楽を通じて地域コミュニティーが築かれたことを、喜ばしく思います。子供の情操教育や高齢者の交流等も含めたそれらは、すべて地元愛、神戸愛につながっていくのですから」
本当に、このピアノの果たした役割を軽く考えてはならないと、つくづくそう思う。


Yasui が 08:00:00に分類 神戸の文化・スポーツ で書きました。