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2023年 03月 01日 水曜日

国を思う官僚の心に感銘を受けたのが思い出されたのは… ゴー チン ハー在大阪ベトナム総領事(49歳)他4名の、2月27日 月曜日の市会表敬訪問でのこと。

ゴー チン ハーさんは、早稲田大学で博士号を取得されており、日本通で日本語も堪能、三人のお子様がおられる。もともと私もベトナムが大好きなので、喜んでお会いした。

私は、もう8回もベトナムに行っていることや、世界でアメリカに勝った国はベトナムだけであること、神戸にはベトナム人が7,944人おられることをお伝えし、勤勉な国民性と素晴らしい文化を持つベトナムは必ずアジアのリーダーとなると思っていると御挨拶申し上げた。

さらに、今年はベトナムと日本の国交樹立50周年となるため、大々的な行事を期待しているとして、特に2025年に神戸空港が国際化するにあたり、神戸空港との直行便を考えて、ベトナム航空に働きかけ頂きたいとお願いした。前もってチャーター便の計画を立てることも考えており、ベトナム議連でよく検討し、ご協力を頂きたいと申し上げた。

これをうけてゴー チン ハー総領事は、しっかりした口調で、「神戸空港との直行便については、ベトナム航空とダナンでどうかと話している」とお答えくださった。私も、ダナンはハワイよりいい町だと思っているので、素晴らしい話だと応じた。
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また、アメリカに勝ったのはベトナムだけだとの私の発言に、総領事は喜んで、「私が初めて日本に来た時は、ベトナム人が来たと言って見知らぬ人が、4時間もかけて来てくれた」と仰った。その頃でも、日本人はベトナムを友好的に受け入れてくれていたと仰った。

じつは、私は約35年前に、ベトナムの官僚に神戸を案内したことがある。その時、その人が涙しながらじっと、陸橋を見ていた。「車が走る道の上を、人間が歩いている。そして地下を、電車が走っている。我が国がいつこうなれるのか」と語っていたが、もうすでにベトナムはそうなっている。私はそうした社会資本ではなく、国を思うそのベトナムの官僚の心に感銘を受け、この国はきっと急成長すると思っていた。

思えば、日本の官僚もかつて、霞ヶ関で夜中の2時まで働き続け、日本を急成長させた。もう一度、あの頃の日本官僚の意気込みが欲しいと、あの時のことを思い出しながら語り合ったひと時であった。

同席されたベトナム議連の村野誠一会長と3名の議員も、力一杯頑張ると仰った。ありがたいことだった。
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