Skip to main content.

2022年 12月 30日 金曜日

三年後、日展の開催サイクルの中に神戸市が加わるためにも、「神戸でやってよかった」と思われるように… と、そう願うのは、来年、54年ぶりに開催される、第九回日展・神戸展

令和5年2月18日 土曜日 ~ 3月26日 日曜日までの間、六甲アイランドの神戸ゆかりの美術館・神戸ファッション美術館で開催されるのだが、いよいよその全体像が分かってきた。入館料は一般1,200円、大学生・65歳以上は600円。障碍者と高校生以下は、無料だ。

その日展・神戸展を地元神戸として盛り上げようと、同時に『第48回こうべ市民美術展』を神戸ファッションマート三階で開催することになった。さらに、同じ建物の一階で『六甲アイランド美術展』を行なう。つまり、六甲アイランド内の住民・学生・勤労者の方々や、島内の美術教室等から作品を募集し、展示してイベントを活気づけようというのだ。

私も、「今までに神戸市民の方々で日展に貢献された方がいらっしゃる場合、その作品を展示させて頂けないか。他にも、地元で盛り上げて頂ける方々に協賛して頂けたら」と提案し、一部採用して下さったようで、喜んでいる。

日展は、東京会場を皮切りに、大阪や京都など全国主要都市を巡回しながら開催されるのだが、今回は大阪市立美術館の改築期間にあたり、大阪開催に支障が出た。この情報を得て即座に動き、首尾よく神戸開催の運びになったのであり、神戸市文化スポーツ局の情報収集活動に拍手を贈らねばならないと思う。私は、常任委員会でも敬意を表して、お礼を申し上げた。

ただ、何か今でも、もう一つしっくりしない。開催までもうあと三ヶ月というのに、未だに神戸市全体の盛り上がりが今一つで、神戸市民で知っているのは三割以下ではないかと心配しているのだ。或いは、もともと日展に関する市民の興味はそんな程度で、私が一人で喜んでいただけかもしれないと思ったりもする。

当局は、全体で三万八千人の来客を見込んでいるようだが、前回の大阪ではどうだったのだろう。この予測は、妥当な数なのか、結果を見定めなくてはならない。いずれにしろ、情報の流布が少なく、局部的な告知になっていないか、不安がある。神戸市民が日展開催を歓迎していると、そう示したいものだと願っているのである。