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2022年 10月 28日 金曜日

世界パラ陸上競技選手権大会が開かれる2024年頃には、コロナも収まり、平穏な空気の中、なごやかながら真剣な、ハイレベルの競技が行われるようにと祈ったのは 世界パラ陸上競技連盟のポール・フィッツジェラルド代表と、大会組織委員会の増田明美会長ほか関係者三名が、神戸市長と市会議長をお訪ね下さった、10月24日のこと。

2024年5月に神戸で開催予定の、「世界パラ陸上競技選手権大会」の成功に向けての表敬訪問だ。同大会は新型コロナウィルスの影響で無観客開催となった東京パラリンピックと違い、選手と子供たちが「触れ合って、人間の可能性を感じ、達成感を共有できるようにしたい」ということで、その方向で検討するよう話し合われた。

私は、こうした機関があることを喜び、その活動意義を称賛した上で
「皆様の活動が、障碍者にとって多くの希望と勇気を与えている事に、敬意を表します。しかし、その活動の根底には、平和がなければなりません。この機会に、誰もが平和を願い、平和の価値を感じられるようにしたい。神戸は、27年前大きな震災に見舞われた際、障碍者の皆さんや高齢者の方たちなど、弱い方々を守れなかったのを反省いたしました。けれども、それにより、神戸市民は社会的弱者に対して大変優しく、親切になっています。2024年に世界の人々が神戸を訪れた時には、その優しさにふれていただける事でしょう。加えて、神戸ステーキを始め、神戸で水揚げされる魚などの海産物や、イチゴ、ブドウ、イチジク、ナシといった農産物、また神戸スイーツの名で知られるケーキやクッキーの美味しさにも、喜んでいただけると思います」
とスピーチした。

記念撮影の時、増田明美会長が、
「皆さんとさっき、神戸ステーキを食べてきましたが、大喜びでした。安井さんのお話では、そのステーキもバージョンアップしているし、魚も農作物もクッキーも美味しいとの事ですね。それに、震災のお話は大変良かったです。スピーチが大変おじょうずですね」
とおだてて下さったので、調子に乗って「はい、世界一です」とおどけて、笑っていただけた。

実は、議会からのお土産に、私が美味しいと思っているショコラ・パブリックのクッキーを用意していて、それを踏まえてのスピーチだったのだ。市からは、菊正宗の「百黙(ひゃくもく)」という純米大吟醸が用意されていた。

終始とても暖かで、良い雰囲気で進んだ会談だった。触れ合い、感じ、共有 … 2024年5月が、今から楽しみだ。
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