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2009年 09月 14日 月曜日

あるスポーツを通じて協会を創り、30年にわたって仲良く余暇を過ごしているグループから、抗議をうけた。協会が緑の窓口から市の助力を得て公平に使用させてもらっていたグラウンドが… 市の指定管理制度によって突然、ある会社によって管理されるようになった。

その会社は他のグランドも管理しているが、そこでは半分くらいを自社の営業活動やスクールに利用さているそうで、このままではグラウンドがこれまでのように使えなくなるのではないかと危惧し、寝耳に水の指定管理者決定に大変怒っておられるのだ。私も同感である。


▲受けた陳情内容を説き、問題点を伝える
そもそも、市が指定管理者を募集するのに行ったのが、インターネットWebページ上の公表と記者発表だけで、広報記事になっていなかった。そのWebページ上だけの募集に応募してきたのが、たったの一社だけだったらしい。これでは、公平性が確保されていたのか甚だ疑問である。

訴えてきた市民の方々も「私達も知っていたなら、NPOや協会で管理の応募をしていたのに…」と、憤懣やるかたないご様子。市民の皆さんは、管理者が変わる事によって、今までの利用形態が大きく変わる事を懸念しておられるのだ。幸い、今回は市から「利用形態はほとんど変化しない。今回の当該管理者もスクールはやらないし、できないと思う」との事であったので、今日の話し合いの回答を担保して、しばらく間を置く事にする。

ところで、この件で分かった事だが、市は駐輪場・ホテル・公園・グラウンド・会館等、多くに指定管理制を取っているが、その結果失敗しているケースが沢山ある。細かく分析していかないと、今回のように30年以上も積み上げた市民の努力と思いや長い歴史が意味をなさなくなり、市政が失望をかう事になる。

それでなくとも、最近、みなと総局の“タワーサイドホテル”の指定管理制で億に近い損失があったばかり。他にも指定管理者と市との間で約束が守られていないケースが沢山あるようだ。お金の問題も大切だが、市民のネットワークを破壊する恐れについて、十分に配慮した指定管理者制度であって欲しい。

なお、環境局からアスベストに関する数字は、まだ出て来ていない。さて、いつまで待たされるのだろう。これは、公式の委員会での発言なのだが…