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2022年 08月 19日 金曜日

いつも、「妊婦は二人の命と思って下さい」と私に仰る、とある産科医。こんな素晴らしい先生がおられるのは有難いが、問題は… 今後どのような成果が出せるかだと、そう思うのは、新型コロナに関連する最新の施策で。

去る8月15日と16日は兵庫県下の議長会で、私は金沢市で勉強していたのだが、その15日、私に、ある著名な産科医の先生からメールが入った。

「新型コロナで陽性になった妊婦の入院を受け入れてくれる病院が、ほぼ中央市民病院しかなく、妊婦さんたちの不安は大変なものになっている。何とかしなければならない」と、逼迫した思いで私に相談の電話をしてくださった。ところが、私が不在で連絡がつかなかった。

そこで、ご友人に相談されたところ、その方が、久元市長に訴えを繋げて下さった。市長はすぐさま、『陽性妊婦の出産受入体制の強化』という、コロナに感染した妊婦さんを受け入れて下さった病院に対し、陽性妊婦一人の出産受け入れにつき30万円の支援金を出す、との政策を打ち出して下さったのだ。

「大変心強く、嬉しく思ったので、議長からお礼を市長に申し入れてほしい」とのメールだった。

この問題は、ある新聞記者からも「取材する必要がある」と告げられていたので、心配していたところだった。市長が即決して下さったのは、本当に良かった。少しでも早くコロナに罹った妊婦さん達の不安を払拭して元気を与えるため、なんと17日の記者発表になった。加えて、透析患者も救援するべく、同様の、通院・入院の受け入れに一日一人あたり1万2千円の支援金施策『陽性透析患者の受入体制の強化』が打ち出された。

私はさっそく議会人として、久元市長に今回の施策への賛意を申し上げ、その産科医のお礼の気持ちをお伝えした。

いつも妊婦さんの事を思っておられて、一年前にもワクチンの早い接種を呼び掛けておられた、産科医。その時は私の地元の小林さんの訴えで、その先生と私の意見が一致し、共に市に働きかけた。その際、団長の安達議員も、自民党としてご協力下さったのは、記憶に新しい。

私も、問題を提起して下さった記者も、今回の政策が功奏し、せめて、幾つかの病院だけでも…いや、より多くの病院が、コロナに罹患した妊婦や透析患者を受け入れて下さるよう、心から願っている。