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2022年 07月 06日 水曜日

どんな分野であろうとも、責任をもつプロならば、事故発生からの処置について、率直に… 正確な情報を出して頂きたいと、そう思わせられることが続いた。一つは、六甲ライナーだ。

「7月4日午後11時ごろ、故障で止まった」と、東京に向かう新幹線の中で六甲ライナーについての連絡を受けたのは、5日朝10時39分。神戸新交通㈱の責任者からの、電話での報告だった。

「電流が流れないが原因が不明なので、とりあえずバスで代行しています」という。私が、「故障はあなたの責任ではないから、復旧を急いで下さい」とお願いすると、「復旧のメドが立ちましたら、お知らせします」と言って下さった。私は、その言葉をうけて「お願いします。できれば、原因が分かれば教えて下さい」と申し上げた。

しかし、5日の夜になっても責任者から次の連絡は来なかった。その間、他の皆さんから、「住吉駅が混雑している」との知らせが続々と入るけれど、こちらは出張中の身で、気を揉むばかり。6日の朝、住吉駅に行って様子を見たいと考えていたが、あいにく別件で時間が取れず、仕方なく新交通の責任者に、電話で問い合わせた。

「その後どうなっていますか」と経過を聞くと「昨晩5日の深夜に、故障した車両をクレーンで吊り上げ撤去したので、6日の朝の始発から運行しています」と明るく答えて下さった。問題が解決したのは良いのだが、私はモヤモヤしてしまった。

「確か、うまく行ったら私に連絡を下さる約束でしたね。私も、東灘区の皆さんに責任を持った議員として、議長として、早く何とかならないか祈っていただけに、見通しがついた時点で知らせが欲しかった」と言うと、「議長には、不良の原因が分かればお知らせしようと思っていました」との答え。私は、役人はけっして自分のミスを認めず、うまく言い逃れしようとする部分があると思う。

「それでは、原因が分かるのに一年かかったら、私に知らせが来るのは一年後だったのですか」と重ねて問うと、「原因判明にそんなに時間はかかりません」と言う。明らかに、私が「残念だ」と思っている事が分かっているだろうに、平気で論点をすり替えた。

KDDIの障害でも、復旧したと何回も広報があったが、現実には私のauは二日半の間通じなかった。政府からの処分逃れのために、実際の進捗状況を誇張拡大して発表したのではないかと、勘ぐりたくなる動きだった。事故発生をうけ、その処置について率直に正確な情報を出すのも、大事な危機管理上の責任の一つであるはずだと、私は、そう信じている。