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2022年 06月 14日 火曜日

謙虚に仕事を力一杯しようと、そう思ったのは… 昨日拝命した、二回目の市会議長の大任。

写真 拝命直後の挨拶
拝命直後の挨拶
皆様のお陰で、今回は104代になる。最初の時は、93代だった。喜しいのは確かだけれど、それ以上に、今回の議長職で何をするべきか、考えた。あまりにたくさんあるのだが、基本方針を三つ、柱にしようと思う。

先ず、当局が政策を立案するに当たって、どの段階で議会の意志を反映させるのか。その方法と時期を考えること。もちろん、政策の内容や大きさにもよると思う。これは、条例があるわけでもなく、当局との信頼関係において成立する訳だから、難しい事なのだ。最近では、王子公園再整備計画が参考例になるだろう。

次に、当局と共に、ある時期から政策立案に参画したり、意見を反映させるべく、議員には公正さと知識、先見性等が求められるのであり、そういう議員から成る、賢い議会であらねばと考えている。およそ半世紀前、神戸沖国際空港を失った時の議会がどうあったのか研究すべきだと思う。

三つ目に、私は、市長も議員も市民のための道具であり、良い道具を長く使うのは、市民の知恵と思っている。私の目と経験から、久元市長は良い市長だとも思っている。

大きくこの三点を視野に入れてやるつもりだが、93代の時も、議会の憲法ともいうべき神戸市会基本条例を皆で作成したのがやっとだった。今日も、坊前議長からの引き継ぎで、仕事の説明を聞いて思った。

前議長は、神戸市会の在り方や市民への正確かつ公平な公報が大切として、努力されたのを知った。大切な事で、公報は民主主義を支える重要な要素だと思う。しかし、それらを考えると、議長の任期が僅か一年では短かすぎて、最後の修学旅行のようになってしまう。せめて最低二年は必要ではないだろうか。やる気のある議長はきっとそう思うに違いない。今、議長室で一人考えに耽りながら、そう思っている。

いずれにしても、ここまで来られたのは、後援会長として支え続けてくださった、故 高嶋平助前会長に、高嶋良平会長、そしてお一人おひとりのお顔が浮かぶ、後援会の皆様のお陰。それを忘れず、頭を垂れる実りの穂であり続けたいと、念じている。
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拝命から一夜があけて、議長室で執務