Skip to main content.

2022年 04月 15日 金曜日

この公園を生み出すために、30年前に市と交渉を重ねた一人として、私は語り部をしているが、今のウクライナを想うと… この桜公園の持つ意味は大きいと思う。世界の桜博士、故 笹部新太郎氏が暮らされた東灘区岡本の屋敷跡が桜公園になり、笹部博士の桜に賭けた人生で訴えられた、平和への思いと桜を愛する心、それに、笹部桜の普及を願って観桜会が結成された。

その時から、甲南大学の歴代学長に会長にご就任頂いてきており、今年もまた、中井伊都子学長へのご挨拶・ご相談のため、4月12日午午前10時、甲南大学前に関係者が集合した。わざわざ甲南大学の理事や広報課長がお出迎下さったが、コロナのために、毎年四月初めの桜の見頃で開かれる観桜会も、二年連続で中止になった。加えて、今まで大活躍して下さった副会長の田村武正御夫妻が体調の御都合で引退され、甲南大学卒の藤岡敏一さんが新たにご就任下さった。

当日は、今まで活躍して下さった方にもお声掛けして、出席をお願いされたが、都合で欠席された。一方、新たに正田日出夫さん(甲南大卒)と魚本富郎さん(神戸大卒)が加わられた。正田さんは、甲南大学との関係が深く、地域の知人も多い。魚本さんは、農学部卒の農林省OBであり、植物好きな方だ。調整能力の高い人格者の藤岡副会長の補佐役として、これで、心強い仲間が増えた。

会議は、これから大学の地域連合と組んで、この公園の管理運営方向を決めていこうという方針にまつわることを話し合った。例えば、公園の掃除を、学生を含め皆でやっていく事や、地域の、どのような方々 ─ 例えば、婦人会や地元商店街、ボランティアグループや個人の協力を得るか等、基本的な事について検討していきましょうということで、およその打ち合わせが出来た。

嬉しかったのは、この会談に東灘区長や東部建設所長がオブザーバーとしてご出席下さったこと。共に、広報や公園管理で、裏方を支えられている。特に東部建設事務所は、色々な桜の公園の資料を持っていて、裏で大きな力となっている。

今後、これまで関わって下さった方々を含め、甲南大学の地域連合と共に、色々な方向性で諸々出て来るだろうが、東灘区を代表する公園として、発信・発展し続けて欲しいと願っている。
写真