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2022年 03月 18日 金曜日

日頃親しくしているインド領事の側近の御夫婦を誘ったのは… 観能。大阪の森ノ宮ピロティホールで、3月16日に能と狂言の競演があった。それも、梅若実玄祥(翁)と観世喜正(翁)、梅若猶義(翁)に加えて、野村萬斎(三番叟)という顔ぶれで、三人の翁が舞う祝能という豪華なものだ。。

ポスター
重要無形文化財の梅若実玄祥翁さんは、杖をつき付き人が二人もついての舞であったが、声はしっかりとされており、オーラが感じられ、そこにおられるだけで舞台がしまっていた。

能は「翁 弓矢立合」、狂言は「蝸牛」。蝸牛はご存じ、太郎冠者のカタツムリ探しで「でんでん虫」(出よ・出よ・虫)の囃子も楽しく、あっという間の二時間だった。

「インドのニキレーシュ・ギリ総領事は、興味は持たれますか?」とお尋ねすると、結構日本文化を研究しておられ、この前はどじょうすくいを見に行って、喜んでいたと仰る。

そういえば、総領事とお会いした時にだんじりの話をしたことがあったが、「だんじりの始まりは、インドの私の村です」と言われてびっくりした。私は、この日本の文化と触れながら、世界の文化は結構つながっているのかもしれない … 多分宗教がらみだと思ったりした。

今現在侵略をうけるウクライナの事を思うと、こうした時が持てる幸せは本当に大切だと、沁みて思った夜だった。