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2022年 03月 04日 金曜日

今は、じっとこらえて待つ事が大切だと思うのは、神戸新聞で大きく報じられた、神戸市と芦屋市の… 「図書館相互利用30年すれ違い」。2月24日の朝刊だが、いい記事だと思った。

私がこの件に関わったのは、12年も前。深江南 … 特に、芦屋川の西側で43号線以南に住む方々から、「東灘区の図書館を利用するのは不便なので、私たちは芦屋の図書館にお世話になっていますが、貸し出しして頂けません。比べて、東灘区の図書館は芦屋の方に貸し出しをしています。なんとかなりませんか」と、大学の同窓生でバレー部だった西戸井さんから陳情があった時のことだ。

当時の区長に、住民の署名を入れた陳情書を提出し、区長はもっともな事だとして、矢田市長(当時)から芦屋市に申し入れをしたが、二年経っても改善されなかった。

そこで私は、東灘区選出の市会議員と議員団会議を開き、当番幹事だった長瀬議員と…確か、浦上議員が代表して、当時の山中市長に善処方申し入れをし、「善処する」との約束を頂いたとの回答を得たと記憶している。

私は一安心していたものの、一向に改善されなかった。芦屋市の内部の友人に聞くと、どうやら内部調整がつかないらしい。それ以来、待つしか仕方がなく、西戸井さんにもそう報告したものだった。

ここで大切なのは、怒らず、辛抱強く待つ事だ。芦屋川をはさんで両岸に住む人々が助けあうのは、図書館のみならず環境などで先般もあったが、一方通行や交通の利便、環境や災害防止等、多くの問題で協調しなければならない事がたくさんある。

だが、この件では、例えば芦屋市の気持ちで、せめてまず、東灘区深江南の人々に限ってもいいから貸し出しをして頂けないものかと思っている。

神戸市は兵庫県の長男として、近隣の市町と仲良く、むしろ支援する立場を取る必要がある。それが、神戸市の発展につながるのである。