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2022年 02月 25日 金曜日

かつてみんなの党所属だったのが変わって、自民党市会議員としての自信がついてきたなと思ったのは… 我が会派の代表として市長への質疑に当たった中央区選出の河南ただかず市議。

写真 質問に立つ河南ただかず議員
2月24日に行われた本会議場での本会議で、代表電話業務と総合コールセンターの対応について質疑して下さった。

代表電話交換業務と総合コールセンターは、市民と最初に接する重要な業務であるが、その対応については苦情が多い。この原因は何か、今後どのように改善していくのかと質したのだ。

私は二年も前からこの事を指摘し、改善を要求して来たが、何の改善もなく当局はそのうちに慣れるだろうと大きく改善へ動こうとしなかった。

課題は

  1. 担当部局につなぐのに時間がかかる。市役所の組織がわかっていない。例えば、市会事務局長が分からない。市長室長が分からない等。

  2. くわしく内容を聞かれ、その上まったく違う部局につなぐ等。

  3. 特に区役所への電話が伝わらない。


の三点で、多くの苦情があったが、私の訴えを聞いても適当に、「一生懸命やっていますから」といって大した問題意識を持たなかった歴代の担当部課長の責任は大きい。

調べたところ、名古屋や東京、北九州は、対応もよく時間外でも出て、緊急に対応しているという。いったい市長はどう思っているのだろうか。大した事ではないし、まあ他都市もこんなものだと思っているのかと、私はずっと不思議に感じていた。

河南議員の代表質疑の中で、副市長は、これからマニュアルも変えて再検討をすると答弁した。すると、急に久元市長が手を上げ「私も由々しき問題と思って、コールセンターを視察してまで調べてみると、市の職員にも問題があって、違ったところにつなぐと、親切に担当部局を教えるのでなく、交換手の方を怒鳴ることもあったようです。電話の向こうに市民が待っていても平気で待たせるなど、あってはならないことです」と語った。

そう言えば、私の電話で、オドオドした気の毒な交換手さんの苦悩が感じられて不思議だったことがあるが、原因の一つは市の職員の対応にあったとが分かり、さすが市長だと嬉しく思った。市長は、改善のため交換業務を録音記録するようにしたとも述べた。

良かった。市長も問題意識を共有していたのだ。だが、それならば、二年間も本格的に取り組まなかった担当部局の部長と課長の怠慢は追及する必要がある。民間ではこのようなケースはしっかりと指摘をされるが、役所は部局が変わると、そんなこともあったな程度で終わる。そこが問題なのだ。

それにしても、河南ただかず議員は立派だった。彼の、県の市に対する補助金の問題や、地元三宮や雲井通5丁目の再開発事業の質疑もよく考えておられ、有効な活用策を検討するべきと、最後まで追い込まず、余韻を残して相手に仕事をさせる手法は、自信の故だろう。仕事が出来るのは自民党であると、分かってきたと思い、必ず神戸市会を背負う議員になって下さると、拍手を送った。