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2022年 02月 08日 火曜日

役員の方々が、地域に空家が出たり取り壊しがあると聞くと、頭をかきながら借地をお願いする等、自ら努力しておられる事や… 自分の事でなく、地域の将来や子供たちの事を思って汗をかいておられるのに、感動した。そこで私も、ダンジリマンとして微力を尽くすことにした。その一つが、反高林(たんたか)地区のダンジリ保管小屋の新設と、場所についての協力だ。

これを求める陳情書を、2月4日午後3時30分東灘区区長室で植松賢治区長に渡したのは、住吉地区の反高林地区協議会の、屋鋪惠子 会長、小林正副 会長、上西祟夫 副会長、地車(新調(改修))の宮木義博 委員長、小屋建設担当の(そあ) 地区役員ら、主だった方々。

同地区は現在、子どもダンジリほどの小ぶりのダンジリを持っておられるが、小屋は残念ながら、吉田地区の仮設小屋。「活動自体も制限せざるを得ず、地域の人々からも活動が見えにくい上に、コミュニティーの構築も難しい状況」だと訴えておられる。

確かに、他の地区ではダンジリ小屋でダンジリを磨きながら、子供たちに「昔はなぁ〜」と、地域の変化や伝統を語り伝えている。それが、郷土愛になり、地方に移っても帰ってくる原動力となっている。そう思うと、ダンジリ小屋は単なる小屋ではなく、地域の母なる場所であるのかもしれない。

現実に、御影・郡家地区のダンジリ小屋は、市の使用していない谷底のような公園を借りて伝統文化資料館として設置されているが、近隣の学校の見学があるなどして、近所の子供たちからも喜ばれている。それを思えば、一日も早く皆で協力して作るべきだと私も思った。

まして、反高林では現在のダンジリを改修または新調して、本格的なダンジリを持とうとしているから、なおさらだ。皆さんも、この地域の母となるダンジリ小屋の設置を、ぜひ応援していただきたい。
写真 要望書を手渡す
写真 要望書を手渡す皆さんと 左から安井・宮木・屋敷・小林・岨 (敬称略)