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2021年 12月 23日 木曜日

オール神戸での協力が、市民が自らの命と健康を守る事につながると、そう強く思ったのは… 12月1日の文化スポーツ局の審査の中でのこと。管理関係者から「地域のコミュニティーが切断されている」として、課題提議されていたのだ。

同審査で私は
「火急の事で仕方ないと理解はするが、集団接種会場として、公会堂や公民館、自治会館等が使用され一年以上が経ち、地域のコミュニティーが切断されている。
例えば、御影公会堂は二年間新年互例会中止。尚歯会(敬老会)も中止。その他、踊りにピアノ、コスプレなど、色々な会が出来なくなって、市民の交流が途絶え、ストレスが溜まって、いわゆるコロナの二次災害になっている。
次の第三回接種の集団会場については、その点よく考えて頂きたい」
と発言した。

当局もこれをよく聞いて、文化スポーツ局から関係各局に要請して下さった結果、各所での見直しが始まった。例えば、御影公会堂では21日から三階の使用が可能となった。他の施設でも、見直しが始まっている。

新しく新設されたワクチン接種担当局の岡田宏二局長は、この辺のバランス感覚もおありで、出来れば来年二月までに集団接種会場を変更するなどして、市民のコミュニティーを守ろうとしてくれている。その一方でしかし、体内に入れる大切なワクチンをどう、安全に150万市民に届けられるかで、大変な責任を担っておられ、話していると、その真剣さが伝わってきた。

例えば、
「医師会や歯科医師会、病院のお陰で、接種の六割を担って下さっています。集団接種や職域接種が四割ですが、この四割を担う場所の選定には、どうしても民間の協力が必要です。百年に一回ともいえるこの災難に、オール神戸でのご協力を頂きたい」
と語っておられ、もっともな事だと思った。

私が、「できるだけ、かかりつけ医に頼る方がいいのでは」と勧めると同感され、「特に、若い方にそうして欲しいですね。前回のワクチンは、ファイザー社八割でモデルナ社二割でしたが、三回目は、ファイザー社六割・モデルナ社四割になります。もし何かあった時も、かかりつけの先生の方が安心感もあります」といったことを、二人で語り合った。この局長なら責任を果たしてくれると、そう思った。

さらに、コロナワクチン接種に絡む問題は今回の一過性だが、公会堂の管理などが市から市民に移ったことで、このような課題が、先々も適切に提議され、対処される。施設が市民のためのものとして保たれる、そうした効果を、今回如実に感じたのだった。

写真
御影公会堂内部