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2021年 12月 17日 金曜日

現場を知らない人の言うことだと言われそうで恥ずかしいが、現場が大変な御苦労をして下さっているのが… 改めて分かったのは、東灘区福祉課でのことから。

足立ボランティアの母上様の事で用があり、東灘区福祉課に出向いたのは、12月15日朝、8時45分。すでに市民の方が来て、窓口で相談されている。一人一人が長時間で、中には大声で怒鳴る方や、同じことを10回も繰り返す方もおられ、関係のない不満を並べて説教する方もおられる。聞き耳を立てていなくても、後ろのベンチに座って順番を待つ間に、聞こえてくる。

思わず、割り込んで「貴方、後ろで待っている人がいますし、その言葉遣いは会話には似合わないですよ」と言いたくなったが、もちろん、そんな事はしないし、してはいけない。

しかし、大変な現場だと思う。職員の方も、してあげようにもルールがあって出来ないこともあり、公平性において問題になってはいけないし、同情しても出来ないなどの事情を背負いながら、お一人お一人に丁寧に対応している。つまりは忍耐であり、自分との戦いになっているのが分かった。

それでも、言葉の遣い方で議員に訴えられたり、説明を求められたり、嫌な思いをすることもあるだろうと思う。思い切って花でも植えて、ホテルのロビーのように明るくしてはどうだろう。あるいは、ペットの写真やペットそのものをおいて心を和らげ、大声を出したりしにくい雰囲気をつくってはどうか。また、緩やかな時間制限を設けて、対話の効率を上げることは出来ないか … 。

私も、市民の方からの依頼もあって行ってみて、色々学んできたが、福祉課の仕事の大切さや困難さを改めて痛感した。今さら遅いとか、現場を知らない人の言うことだとか言われそうで恥ずかしいが、そうした現場の御苦労が分かった今だから、何か、なんとかできないかと、あれこれ思い巡らせている。

(写真はイメージです)
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