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2021年 12月 10日 金曜日

今一度、改めて消防の活躍を応援する、その認識を新たにする日にしたいものだと思ったのは… 東灘消防署で12月9日朝10時30分から行われた、「清流の賞」の表彰式。例年なら、うはらホールで大勢が集まって行われるのだが、コロナの関係で二年連続、東灘消防署での式典になった。

今回の受賞者は、
  • 住吉婦人会 髙村 貴世子 会長
  • 御影北小学校防犯福祉コミュニティ 山形 敬直 会長
  • 剣菱酒造株式会社 白樫 政孝 社長
  • 東灘消防団住吉第一 本田秀美分団長
  • 東灘消防署消防防災課消防 一法師 太一司令補
の五名の方々。神戸市東灘区防災安全協会の高嶋良平会長が表彰状を手渡され、神戸市婦人団体協議会の山本孝子会長が、それぞれに花束を贈呈して下さった。

私も、東灘区市会議員の当番幹事として祝辞を述べた。

髙村さんは、住吉婦人会の活動を通じて、防災意志の高揚に努められた。
山形さんは、防災福祉コミュニティの他に、神戸市最大のラジオ体操を指導され、その中でも防災の連携を作って下さっている。
剣菱酒造株式会社の白樫政孝社長は、社員の安全を守るため、又、周辺への安全も考えられて、企業の模範になる体系を構築されている。
東灘消防団住吉第一分団の本田秀美分団長は、26年前の阪神淡路大震災の時に、ご活躍下さった。私は、「身近な消防員としてのあの時の御恩は、忘れていない」とスピーチした。

と、皆さんに触れてから、消防行政がいかに大切か、尊いものかを述べた。

東灘区では、当時28才だった速水力さんが、工場災害で殉職された。調べると、20~70代の消防署員の方々の多くが、犠牲になりながら我々の生命財産を守って下さっていた。今回のコロナ禍でも、市民が最も頼りにしたのは、消防だった。そうした意味で、我々は、消防行政を大切にしなければならない、と強調した。

それは、来賓として出席した東灘区市会議員の皆へのメッセージだった。消防局は、住吉川の放水大会でも、東灘区市議団に対して十分なご配慮を下さっている。たまたま、東灘区市議団は仲良く、同じ思いで、清流の賞の表彰式への人集めを婦人会だけに頼らず、議員団も頑張っており、うはらホールを満席にしたこともあったとご披露申し上げた。

唯一、今回の表彰式で、公務欠席の議員が4人いたのは残念だった。来年は、表彰者の方々と消防への敬意を表すべく、全員出席するよう日程の工夫をお願いしたのだが、式典の後で高嶋良平会長から、「消防も日程調整に苦労したが、こちら側の来賓の都合がつかずだったので、理解してほしい」との意見を頂いた。たしかに、そこは公務のためでもあり、理解せねばならないだろう。

いずれにせよ、東灘消防署が、区民との結びつきを本当にしっかりとして行けるように、これからも東灘区議員団として、応援していかなければならないと、そう思ったのだった。
写真 ─ 受賞者の皆さんと