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2021年 08月 06日 金曜日

来年こそはきっと、華かに東灘区のだんじりが全部揃って、巡行するだろう。その時には、本山の… 山手幹線の可動式中央分離帯が役立つはずだ。力一杯、全力でやりたいものだと思っているのは、延期続きの「東灘区制70周年記念だんじり巡行」のこと。

8月1日に令和3年度東灘だんじり会臨時総会が開かれ、議論がなされた。コロナの状況によっては、本年9月26日に実施と思われていたのだが、結局、延期となった。

当然越年するのだが、重要な事項として、来年になっても70周年記念という名称はそのまま使う … つまり、2020年オリンピックと同じ扱いとする旨、決議された。

以上の事を、東灘区役所で8月2日に、植松区長からご報告頂いた。この件については、植松区長と二人、特に心を痛めていただけに、お知らせ下さったのだ。

中止にするには、勿体無い。人口的には、兵庫県下でも、姫路市、西宮市など8つの自治体に次ぐのが東灘区で、9番目の大自治体といえる。その誕生を、区民が意識してより良い区にするために心一つにするのは良い事だけに、中止にはできないと、二人でよく相談してきた。

心を一つにするだんじりという伝統文化は、欠かせないものなのだ。しかし、区長一人では、延期を含め全行事を決定できない。例えば、完全予防をして、ささやかでもだんじりをやるべきだとの声、やりたいという願いの声は、根強くあった。通年のだんじり行事がおよそ2年できなくなっているだけに、ストレスは最高潮になっている。

他の各イベントも中止のままなので、区長も悩んでいるに違いないし、各議員も同じで、決定については、できるだけのコンセンサスを得なければならないので、その時期も大切だった。

そこで私も、色々な方に意見を聞いてきたが、意見は様々ながら、やろうという意見が多かったと思う。しかし、これでクラスターが発生すれば、大変な事になる。それだけに、延期の決定には気を使われた。それは、区長のみならず、だんじり会の吉田会長も同じだった。そんな中、植松区長から区としての意志がはっきりと表明されたのは、素晴らしかった。

区長の、「70周年記念だんじり巡行は、区民に喜ばれる状況でやるべきである。現在の感染状況を見ると、東灘区長としては9月26日での実施は困難な状況であり、延期を含め、実施について再検討を願いたい。仮に延期としても、時期にこだわる事無く『区制70周年記念行事』とし、て出来る限り協力させて頂く」という言明は良かった。

かくて、議論の末に上記のように決定した。これは、絶妙のタイミングであった。各地のだんじりも、おさまったと思われる。色々相談にのって頂いた住吉学園竹田理事長のお顔が、思い浮かんだ。区民に喜ばれる状況 … そんな状況が整う日を、今は心待ちにしている。