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2009年 09月 05日 土曜日

阪神御影駅のバリアフリーを求める署名活動が、御影まちづくり協議会で展開され、1万4000名の人々の貴重な署名が集まった。以前書いたのでお分かりの通り、それは、阪神電鉄よりおおかたの方針を受け、私の30年来の政治課題が解決されようとする、バリアフリー化への大きな一歩が進もうとする、その時。私は、その署名簿を阪神電鉄幹部に渡す記念にもなる、その日に… どうあっても、議員として政治家として、立ち会いたかった。


▲皆さんを見送ることにした
しかし、その日その時刻、9月4日午前10時が、私の担当する常任委員会(総務財政委員会)と重なってしまった。どうしても行きたくて、委員会に、病院とか法事といった嘘は言わず、ひたすら上のように正直に申し上げ、ご理解頂いた。事務局にも相談し、信頼するマスメディアの人にも相談したが、別に問題はないという。女性と遊びに行くわけでなし、取りようによっては公務でもあるので、委員会を欠席または遅参すると、あらかじめ当局に届けを出した。

そうして一旦腹を決めていたことなのに、当日になり、まだ迷っていた。給与は税であり、議会人である私が自分の思いやロマンの為に職務である委員会を欠席して、許されるのだろうか。当日の朝9時15分に地域の有権者や指導者の方たちと阪神御影駅で待ち合わせをしていたのだが、9時、阪神への同行をやめる決意をした。公務を優先させたのである。9時10分に駅に行き、地域のリーダーに会って同行できない事をお詫びし、委員会に出席した。


▲立ち会いたかった瞬間
当日の委員会は報告だけの簡単なもの。そう思うと無念ではあったが、果たしてどちらの判断が正しかったのか、今でも分からない。阪神へは、私に代わって中山秘書が同行した。藤澤まちづくり委員長から「阪神電鉄に一刻も早いバリアフリー化の実現を訴え、阪神電鉄もその旨を約束してくれた」と報告を受けた。およその事は知らされていても、まだそのエレベーターの位置や場所、工程については慎重に発表しないと、逆に障害になってしまう恐れがあるので、私も、丁寧に仕事を進め、一日も早い実現に市議としてのロマンをかけるつもりである。