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2021年 07月 01日 木曜日

出席者はざっくばらんな答弁であったのに、納得しない。これは仕方がないなあと思ったのは… 井戸敏三兵庫県知事に、兵庫県だけが土日の酒類提供を禁止している件について、その政策の撤回または緩和を求めて、昨6月30日午前11時に直接陳情した、その時のこと。

先日、私が経済港湾委員会で厳しく指摘した問題だ。

陳情したのは、飲食業界を代表して垂水区の焼肉店店主の藤田誠一郎さん、一般人として福寿酒造の安福会長、神戸小売酒販組合の三橋敏弘理事長、芦屋小売酒販組合の中山博司理事長、同副理事長の淡野正明さん。議員は、安達自民党市議団団長(須磨)、平井幹事長(長田)、守屋市議(兵庫)、岡田市議(垂水)、平野市議(兵庫)、それに、私だ。

当初15分を予定していた会談は、30分を超えてしまった。和やかではあったが、内容は厳しく、「政策は変更しない、お酒と感染の関係は深いので、もう少し辛抱して欲しい」との答えだった。各人は、「これでは逆に、兵庫県の人が大阪に飲みに行っている」と訴えたが、「出来るだけ控えてもらっている」と答えられて、平行線だった。

安達団長からは「お酒を悪者にしすぎている。お酒を飲めない私と安井議員ですら、そう感じている」と訴えたが、ダメ。だが、10日以降の蔓延防止措置は延長しないのではないかという感触があった。「10日以降は、段階的に緩和する」と答えられたのだ。

私は「市会議員は直接市民と接しているので、県会との差異がある。10日以降の緩和策にも、政令都市の市会議員の意見を聞いてもらいたい」と発言し、知事が「逆に教えて下さい」と答えられたので、これから届けていく事にした。

裏でここまで運んだ岡田議員と私は、しっかりと握手した。その心は、庶民と商人の苦しい気持ちを届けられた、その結果も大切だが、事実を伝える事がもっと大切だということ。そのための仕事ができた、という思いだった。

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