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2021年 06月 22日 火曜日

民間ならすぐ閉館になるところだが、閉館にしないところが公のいいところ。バス路線でも赤字路線を切っていったら… 高齢者は困ってしまう。特に福祉関連施設では多いのだが、人と防災未来センター(以下人防)も、然り。

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長らく語り部のボランティアをしているが、なんと、去る土曜日、6月19日私の担当時間10時から13時30分の間、来館者はゼロだった。

どんなに暇な時でも、個人や家族連れで20人~30人は来て下さり、語り合うのだが、ゼロではどうしようも無い。広い展示場には、体験を語るビデオの音声と、河田恵昭センター長の声が響くだけだった。

それでも、午後からは甲南女子大学の方が40人、来て下さるそうだ。聞いてみると、前日18日は、13人。前々日の17日は35人だったという。

全館のボランティアの数と職員数、研究者等の合計人数のほうが多いのではないか、と思う。だからと言って、決して不要なものではなく、社会的な装置として有効であり、今まで多くの人々の防災意識に貢献してきている。

職員の方々も、いかに良くしようかと研究を重ねておられ、ご来館下されば、十分満足されるセンターとなっている。私たちも、人防に一人でも多くの方にご来館いただけるよう、職員の方々と頑張っていこうと、誰もいない展示フロアで思ったのだった。

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