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2021年 05月 31日 月曜日

貴重なテレビ録画を見ながら、親不孝な私を許して欲しいと思ったのは… 妹が、娘さんと共に我が家を訪ねてくれた、5月30日。

妹はガンに侵され、医師から、「あと半年か一年」と宣言されているが、明るく生きる意欲にみなぎっている。須磨区に住んでいて、安達議員のファンでもある。

私が迎えに行くと言うと、運動になるから電車で来ると言う。仏壇にお参りするのと私に会うのが楽しみの、いつもの来訪だ。

精一杯の私の手料理で迎え、身内だけの一時を過ごした。最後まで堂々と生きようとする妹に誇りを感じるし、娘の優しさに幸せが込み上がる。

テレビ画面
二人は、私の知らなかった、平成3年4月に亡くなった父 安井俊明が、専門家として昭和62年11月13日に30分間、サンテレビのフグ料理の番組に出演したのを録画した、VHSテープを持って来てくれた。映画好きな私の許では、映画のテープがたくさんあって、まだまだビデオデッキが現役なのだ。

父 安井俊明は父 安井幸太郎から引き継いだ、神戸市兵庫区の丸たごうしを経営し、私たち三人兄弟を育ててくれた。明るい人で世話好きで、いろんな事をやっていたが、中でも結婚相談は多く、かなりの縁を結んだようだ。

テレビ画面
父は番組の中で、フグの美味しい食べ方や安全な食べ方について語っていた。当時はまだ多くが天然で、キモは危ないからと、お客様に出してはいけない事になっていた。しかし、お客様からの要求が強く、各店とも、苦労されていたようだ。

しかも、天然だけに、「予約を頂いて、もし入荷が無かったらと、夜も寝られなかった」と語っていた。当時、一人前5千円~1万円と言っていたので、今でもそうだが、当然、高級料理。フグの話題の貴重なテレビ録画を見ながら、親不孝な私を許して欲しいと思った。